ユニクロのフリース・ヒートテックなど1000円値上げ

1900円の低価格で発売して以来、28年にわたり本体価格の値上げを行ってこなかったユニクロのフリース。しかし、6月7日に一部の商品が現在の税込み1990円から1000円値上げされ、8月から2990円となることが発表された。

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さらに、「ヒートテック ウルトラウォーム」シリーズも1990円から2990円。

ウルトラライトダウンジャケットは5990円から6990円になるなど、いずれも1000円の値上げとなる。値上げの理由については、原材料価格や物流費の高騰と説明している。街の人は、取材に対して「ユニクロは高品質で低価格というのがあるから、何割高になるのかなと」と話していた。

ファーストリテイリングは、値上げの理由について、「原材料価格や物流費の高騰」と説明している。

さらに、6月7日は「コカ・コーラ」などの値上げも明らかになった。小型ペットボトルなど約120品目を10月から、5円~20円値上げするという。

“物価の優等生”の卵も遂に値上げ

値上げの波は“物価の優等生”、オムライスにたっぷり使われる新鮮な「卵」にも。

神田たまごけん東池袋店・中川権信店長:
(卵の原価が)1キロあたり50円とか上がっている。(オムライスの価格も)仕方なく値上げさせて頂いた

卸最大手「JA全農たまご」は2022年4月、約14年ぶりに卵の出荷価格の引き上げを発表。背景には鶏のエサ代の高騰などが影響している。

こうした中、卸売り価格も上昇しており、5月時点の東京の卸売価格は1キロあたり219円と、過去5年の平均の約190円を30円ほど上回っている。都内のスーパーでも2022年1月から、卵1パックを20円ほど値上げしたという店も。

黒田総裁「家計が値上げを受け入れている」発言を謝罪

値上げの発表が相次ぐ中、釈明に追われたのが6月6日「家計が値上げを受け入れている」と発言した日銀の黒田総裁。

根拠としていたアンケートについて、「やや1つの調査結果を強調しすぎたかもしれない」として「“受け入れている”という言い方・表現は適切でなかった。誤解を招いた表現だったということで、申し訳ないと思っている」と謝罪した。

豊漁でカツオは3割安 低価格でお得

その一方で今お買い得だというのが、脂ののった旬のカツオ。

5月の千葉県での水揚げは4月の約38倍と豊漁となり、価格も低下。(※出典:一般社団法人漁業情報サービスセンター)

鮮魚店「石毛魚類」では、800グラムで1058円と例年より3割ほど安くなっているという。

石毛魚類・谷中政夫店長:
今年に限っては、結構、豊漁で、例年はこんなに豊漁ではないです

買い物客:
こんなに大きいのにお安いですよね。助かりますよね

カツオ料理を扱う地元の料理店「割烹 中むら」では名物のカツオ御膳の価格は現在2700円(税込み)。

今後の価格について聞くと・・・

割烹 中むら・二代目 中村佳之さん:
(カツオ御膳は)今後2000円税込みぐらいで、やらせていただければなと。初ガツオですから上品なほどよい適度な脂で楽しんでいただけるのではないかと思います。

(「めざましテレビ」6月8日放送より)