岸田首相がアメリカのバイデン大統領との会談で「防衛費の相当な増額を確保する」と伝えたことをめぐり、安倍元首相は23日、「6兆円台後半という意味ではないかと思う」と述べた。
岸田首相は日米首脳会談で「日本の防衛力を抜本的に強化し、その裏付けとなる防衛費の相当な増額を確保する」と表明した。
安倍氏は、東京都内で開かれた憲法に関する集会での挨拶で、岸田首相の発言に触れ、「今年度補正(予算)をあわせて5.7(兆円)をぐんと越えていく。おそらく6兆円後半という意味ではないか」と述べた。
安倍氏の発言は、今年度の当初予算に、新たに編成するとみられる補正予算をあわせて、防衛費が過去最高の「6兆円台後半」となる可能性があるとの認識を示したもの。
また、安倍氏は補正予算の財源について「国債で対応すればいい」と語った。