移動が可能な「コンテナホテル」が5月30日に佐賀・江北町にオープンする。災害などの有事の際には被災地に移動させ、避難施設としての役割も担うことができる。
ホテルの運営会社は、オープンに先立ち、地元の自治体・江北町と災害協定を結んだ。
ツインやダブルも…“移動式”コンテナホテルで災害にも備え
国道207号線沿いにずらりと並んだ、30台のコンテナ。中に入ってみると、落ち着いた雰囲気の宿泊施設になっている。
この記事の画像(6枚)千住綾 記者:
この施設の特徴は、建築用のコンテナモジュールを客室として利用しているため、施設自体を移動させることができることです
コンテナホテルは5月30日に江北町にオープンする。
普段は宿泊施設ホテルとして利用でき、ダブルとツインルームの2タイプがある。料金は1人1泊5000円。
しかし、大雨や地震などの災害が発生した際、このコンテナを被災地に移設し、避難施設の役割を担う「レスキューホテル」として利用することができるのが特徴だ。
5月12日、この施設を運営する「デベロップ」と江北町が災害協定を結んだ。
「デベロップ」は千葉県に本社を置く企業で、建築・不動産・ホテル事業などを手掛けている。「コンテナホテル」は関東を中心に、49カ所に展開している。
デベロップ・岡村健史 社長:
なかった場所、足りなかった場所にホテルを作って、結果として、有事のレスキューホテルの輪を広げようと
このコンテナホテルを避難施設として使用した場合、費用は全額、江北町が負担するということだ。
(サガテレビ)