来週23日に日本で発足を発表するアメリカ主導の新しい経済連携「IPEF=インド太平洋経済枠組み」に日本を含めた少なくとも8カ国が参加を表明する方向で調整していることが分かりました。
アメリカが主導するIPEFは、世界的な課題となっているサプライチェーンや、クリーンエネルギーなど4つの項目で連携を図るもので、中国への対抗を意識しています。
バイデン大統領は日本を訪問している23日にIPEFの発足を発表する予定です。
政府関係者によりますと、IPEFへの参加がほぼ確定しているのは、アメリカのほか、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、フィリピンの8か国だということです。
アメリカの積極的な働きかけでマレーシアとフィリピンが加盟を表明している一方で、インドとインドネシアは条件が折り合わず参加に難色を示しているということです。