将来、税収で返済する必要がある国の借金がはじめて1000兆円を突破した。
財務省によると、昨年度末時点で国の「長期債務残高」が1017兆円1000億円になった。
「長期債務残高」とは、国が発行した債券や借り入れ金などから回収できる分を除いたもので、税収で返済する必要がある国の借金だ。
18年連続で過去最高を更新し続けていて、単純に人口で割ると国民1人あたりおよそ800万円の借金を抱える計算となる。
社会保障費が膨らみ続けているほか、新型コロナウイルス対策のために国債の発行を増やしたことが主な原因。