Bリーグはいよいよ13日から、年間優勝を争うチャンピオンシップ(CS)が始まる。

10日には昨季王者・千葉ジェッツのキャプテン富樫勇樹(28)がオンライン取材に応じ、「東地区1位でレギュラーシーズンはいい終わり方ができた。今季は2連覇を最大の目標としてやってきた。あと6勝まで来ているので必ずつかみ取りたい」と意気込んだ。

CSは決勝まで2戦先勝方式で行われる。 東地区優勝を決めたのは8日の最終戦、最後までもつれたリーグ戦は今季もコロナ禍に見舞われ45試合しかできなかった。富樫はキャプテンとして「苦しいシーズンだった。決勝へ向けて成長しないといけない」と気を引き締める。

それでも、今季の千葉はホームで25勝2敗と圧倒的な勝率を誇る。14日からの準々決勝では、昨季決勝を戦った宇都宮ブレックス(東地区4位)を船橋アリーナに迎える。「チームもいい雰囲気で最高の状態でCSに臨める。ホームコートの後押しは、大きな舞台になるほど力になる。その力を借りて決勝まで進めたら」と富樫。

「宇都宮はリバウンドなどインサイドのフィジカルが強いのでそこを確実に止めないと勝利はない。お互い知り尽くした中で一つ一つのボールへの執着を大事にやっていきたい」と大舞台を見据えた。

加藤忍
加藤忍

早稲田大学卒業。フジテレビ入社。スポーツ局すぽると!ロッテ担当、ヤクルト野球中継などを経て現在は報道局兼スポーツ局。