東京都は4月25日、認証店での飲食について、これまでの「1グループ4人以内」から「8人以内」に緩和。滞在時間については、これまで通り「2時間以内」となるが…

SFPダイニング株式会社 宮澤俊マネージャー:
緩和されて、団体の利用も取り込めることになりましたので、お店を運営しているにあたって、団体さまっていうのはありがたいので、そこに期待はしております。

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「今回の緩和により売り上げが1.5倍程度伸びるのでは」と期待を寄せる、飲食店「磯丸水産」では、すでにゴールデンウィークに向けての問い合わせも増えているという。

また今回の緩和では、利用者全員の陰性の検査結果を確認した場合は、人数や利用時間の制限の対象外となる。

その一方で、こんな声もある。

会社員(40代):
大人数で飲むってことをあんまりしてなかったんですよ。(会食で)4人以上というのを企画自体していなくて、8人に増えてもちょっと怖いというのはある。

政府の感染防止対策「臨時の無料抗原検査場の設置」

4月25日、東京都で新たに新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは、3141人。14日連続で前の週の同じ曜日を下回った。

一方、4月25日、明治安田生命が発表した「家計に関するアンケート調査」によると、2022年のゴールデンウィークの過ごし方で、「国内旅行」と答えた人は去年の2倍以上に増加。

こうした中、ゴールデンウィークの感染拡大防止策として、政府が打ち出したのが「臨時の無料抗原検査場の設置」

政府は、4月末から始まるゴールデンウィークの連休中、全国の主要な駅や空港、高速道路のパーキングエリアなど、あわせて約50カ所で、抗原検査などを行う臨時の無料検査場を新設や拡充する方向で調整。

すでに名古屋駅や金沢駅、福島駅などが、ゴールデンウィーク期間中、抗原検査場を駅近くに設置するとしている。

福島県・内堀知事:
特に帰省等で高齢のご家族やご親戚等々、お会いになる予定のある方は、こうした検査をぜひ利用して頂ければ。

顔認証でワクチン接種の有無が分かる

また、鹿児島・奄美大島で実施中なのが、新型コロナのワクチン接種の有無を顔認証で確認する期間限定のサービス。

利用者は、出発前に専用のウェブサイトへ顔写真などを登録し、政府のワクチン接種証明書アプリやPCR検査の結果を連携。

現地の対象施設では、マスク着用のまま認証可能で、宿泊施設やレジャー施設などで10%オフなどのサービスが受けられる(ワクチン2回以上接種済みの人のみ)。

奄美大島 あらば食堂 村上裕希代表:
お店に来ていただいて顔認証をすると、特典を差し上げるというプランになっています。こういった(顔認証の)システムを利用することで、お店のほうとしても、旅行される方にとっても安心して楽しんでいただける。

開発したNECは、観光施設やイベント会場での活用を想定していて、2023年度末までに1000カ所への導入を目指している。

(「めざましテレビ」4月26日放送分より)