5月17日から、ファミリーレストラン「デニーズ」が全店舗で、新ブランドの冷凍食品の販売を始めた。街の人からは、期待の声も…。

会社員(30代):
買ってみたいです。おいしいじゃないですか。それを家で食べられるのはすごく魅力的

デニーズ 店にはないオリジナルメニューの冷凍食品を販売

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その一つ、肉厚なハンバーグにデミグラスソースがたっぷりとかかった「お店のソースで仕込んだデミグラスハンバーグ」(580円)を取材班が実際に試食。

めざまし取材班・奥 香織:
肉汁たっぷりのハンバーグとコクのあるデミグラスソースがあいまって、とてもおいしいです

第1弾となる今回は、合挽ハンバーグを使った「お店のソースで仕込んだデミグラスハンバーグ」(580円)と「モッツアレラ&粒マスタード白いソースのハンバーグ」(680円)、「ラタトゥイユ風トマトハンバーグ」(680円)のハンバーグ3品と、「海老とじゃがいものカサレッチェ~ジェノベーゼ」(580円)のパスタ1品などを用意。
いずれも店舗では味わえないオリジナルメニューだという。

2022年の10月頃には10品程度が新たに発売される予定だという。

セブン&アイ・フードシステムズ外販事業推進部 山本 卓さん:
レストランのような味を家庭の食卓で楽しんで貰える。温めるだけで、すぐ食べて貰える商品になっている

ハンバーガーも?!自分で作れるロッテリアの冷凍ハンバーガーキット

チェーン店が冷凍で販売する動きは、他にも…。

「ロッテリア」では5月18日から、ハンバーガーの冷凍・冷蔵商品のキットを販売。冷凍された丸いパンにハンバーグ、冷蔵のシュレッドチーズの3点がセットになっていて、東京・京王聖蹟桜ヶ丘の1店舗のみで限定販売される。

ロッテリアマーケティング部・緒方高行部長:
より本格的なハンバーガーが自在にアレンジできる.作る過程自体も楽しむ仕様となっている

「チーズバーガーキット」(540円)のほか「ロッテリアクラシックビッグオリジナルキット」(840円)もラインアップ。今後は反響を見ながら、販売店舗数などを検討していくという。

お店の味のまま…急速冷凍 老舗本格中華の味を自宅で!

広がりを見せる冷凍販売に、横浜中華街の名店も本格参入する。
創業130年の中国広東料理の老舗「萬珍樓(まんちんろう)」が、初となる冷凍料理の専門店「萬珍凍眠館」を5月20日にオープンするのだ。

「海老蒸し餃子」や「特選ふかひれスープ」、さらに「杏仁豆腐 山桃ソース」まで。実に23種類の中華料理が、店で調理された味わいそのままに家で楽しめるという。

その秘密は、厨房で調理したての料理をー30℃の液体で急速冷凍する処理。

一般の冷凍だと、解凍時に細胞が壊れて流れ出てしまう うまみや栄養を逃さないため、出来たての味わいが楽しめるという。

萬珍樓 代表取締役・林 兼正さん:
調理場で手塩にかけて1つ1つ作っている。作った時のまま(の味)です

次々と冷凍で販売されるお店の味。その背景について専門家は…

日本フードアナリスト協会・横井裕之 理事長:
それまで外食していたのが、自宅で調理をしたり、冷凍食品を食べたりというライフスタイルに何割かは変わってしまって、外食産業が冷凍食品にも力を入れ始めている。今後も伸びていくのでは

(「めざましテレビ」5月18日放送より)