GW直前 低価格の生活雑貨店が次々に銀座初オープン

高級ブランドが軒を連ねる東京・銀座の「中央通り」周辺に今、異変が起きている。

4月15日の「DAISO」を皮切りに、4月27日は「3COINS」、4月28日は「Seria」と、東京メトロ銀座駅の300m圏内に、低価格の生活雑貨店が次々と銀座初出店を果たしたのだ。

この記事の画像(15枚)

そこで、GW直前の進化した“銀座のイマ”を取材。

まずは4月27日、東京メトロ銀座駅直結の 「西銀座デパート」2階にオープンした、300円アイテムが揃う「3COINS」。

30代女性A:
広いし品揃えもすごくていいですね

30代女性B:
ベビーカー同士がすれ違うのも結構余裕がありました。買い物しやすい印象でしたね

最大の特徴は、関東最大級となる約140坪の売り場面積。入り口だけでも、30m以上ある。

商品は日用品から食料品まで2000種類以上。中でも、今売れ筋だというのが新商品の食器類だ。「お皿」(550円)「器」(330円)「小鉢」(165円)「豆小鉢」(550円)なども取り揃える。

最近、若い女性を中心に、レトロと現代を掛け合わせた「ネオ居酒屋」が人気ということもあって「ハイボールジョッキ」(330円)や「サワーグラス」(330円)などレトロでかわいい食器を揃えたという。

340種類の品揃え「ワークマン女子」も初出店

続いては「銀座シックス」の斜め前にある銀座5丁目の商業施設「イグジットメルサ」5階に、4月28日にオープンする「ワークマン女子」を訪れた。

ワークマン女子・担当者:
ワークマン女子がどんどん出店していく中で知名度も上がったので、今回出店を決めた。銀座店では340種類ものアイテムを取りそろえています

銀座店ではファミリー層を意識し、入り口には親子コーデが出来るキッズ服をラインナップ。

さらにGW直前とあってか、新商品の中で売れ筋だというのが、「ガーデニングサロペット」(2900円)。アウトドアで重宝する10個のポケットが付いている。

また、4月28日、同じフロアに100円ショップ「Seria」も銀座初の店舗をオープン。各企業の商品値上げが相次ぐ中、「Seria」では今後も全商品100円を 維持していく予定だという。

4月27日から28日にかけて、次々と銀座にオープンする“低価格ブランド”。経済に詳しい専門家は、その背景について…

第一生命経済研究所主席エコノミスト・永濱利廣さん:
昔からの一等地である銀座に店を構えることでブランドイメージを高めるということはある。インバウンドが戻った時に今のうちから銀座に構えて準備をしておきたいという意図もある

第1号店も… 絶品スイーツの12店が集結した注目スポット誕生

一方、銀座の最新トレンドは「スイーツ」からも…。
4月27日「イグジットメルサ」の1階には、12のスイーツ店が集結した「ギンザ スイーツマーチ」がオープンした。中には、第1号店や東京初出店のお店もある。

人だかりができていたのは、スペインの三つ星レストランでヘッドシェフを務めたジェローム・キルボフ氏が監修したバスクチーズケーキの第1号店。

「カットケーキ」(980円)「ホールケーキ」(6400円)はスペイン・バスク地方のチーズが奏でるコクととろみが特徴。

また、北海道産小豆の白あんにクリームチーズを加えた和洋折衷の進化形フルーツ大福「特撰苺」(1000円)の「金田屋」も第1号店として銀座に誕生した。

さらに国産の高級な栗本来の味わいや甘みを生かしたスイーツ「栗利久雅」(3800円)が並ぶ、和洋菓子店の「日向利久庵」は関東初の出店となっている。

(「めざましテレビ」4月28日放送より)