今季もその一挙手一投足に多くの視線を集めるエンゼルス大谷翔平(27)。オープン戦に初登板した際の新たな球種も話題になっている。

スプリットとチェンジアップの中間球

ロイヤルズ戦で力投する大谷翔平(アリゾナ州テンピ)
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22日、ロイヤルズとのオープン戦で今季初登板した大谷。ストレートは最速159キロをマークするなど3回途中まで5奪三振1失点と好投を見せた。

そして、この試合で新球種を披露した。3回、9番ガルシアから三振を奪った手元で落ちるボール。その軌道からして大谷の決め球スプリットかと思いきや、試合後に大谷は否定した。

「スプリットは投げていないです。チェンジアップなのかよく分からない。自分でもよく分かっていない球です」

球速が速く打者の手元で鋭く落ちるスプリットと、同じ縦の変化ながら球速が遅く打者のタイミングを外すチェンジアップ、新球種はその2つの「中間球」だと明かした。

球児に直球質問「新球ってどんな球!?」

そこで、フジテレビのスポーツニュース番組「S-PARK」では解説者の藤川球児さんに大谷翔平の新球はどんな球なのかを聞いた。

「大谷投手も分からないと言っていたので分からないのですが、あの1球は恐らくシンカーです。チェンジアップという球種はこうボールを人差し指と親指で輪を作り、中指と薬指と小指で握ります。対してシンカーは中指と薬指の間で挟むようにして握ります。球速が145キロ出ていたので、中指と薬指をひっかけて投げていたのだと思います」

球児に直球質問「新球の完成度」

ロイヤルズ戦で力投する大谷翔平(アリゾナ州テンピ)

大谷の新球をシンカーと予想した藤川さん。ではシンカーとはどのような球なのだろうか。

「シンカーは右打者のインコースに曲がりながら落ちるボールです。インコースに落とすことで打者に対して踏む込ませない、あるいは手元を近づけて詰まらせたりするためのすごく大事な1球になると思います」

昨季の大谷の変化球はスプリット、スライダー、カットボール、カーブの4種類。うち3種類は右打者の外に曲がるボールだ。

「本人も『たまたま出た』『なんでこんなに変化したのか分からない』と言っているので、これは予想ですけど、大谷投手は今、右打者のインコースに落とすスプリットのみなんですね。それを少しだけ内側に落とす、メジャーでは“シンキング・ファストボール”というんですけど、そういうボールを身に着けようとしているのかなと思いました。これが身に着けば非常に大きな武器になる。右打者のインコースに落とせばさらに成長します」

オープン戦で順調な仕上がりを見せ、初の開幕投手を務めることも決まった大谷。新たな球種も増え、更なる活躍が期待される。

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