エンゼルス大谷翔平が46号ホームランを放ち、二刀流として歴史的なシーズンを締めくくった日から3日後。メジャーリーグ最多の通算762本塁打、シーズンでも最多の73本塁打を放ったレジェンド、バリー・ボンズさん(57)がアメリカ・サンフランシスコでフジテレビの独占インタビューに応じ、TVカメラの前では世界で初めて大谷について語った。

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2021年の活躍は「マジカル」

メジャーの本塁打王が見た今年の大谷とは?
「マジカルですね。彼のように素晴らしい投球をし、バットで打ち、しかもあの速さで走るのは見たことがないです。何よりも一番大切なのは彼のシーズンを通しての活躍、フルシーズンで彼が成し遂げたことです。その点が最も印象的だと言えます」。

ボンズさんを含め、今まで3人しか達成していなかった「45本塁打、100打点、100得点、25盗塁」を達成し、なおかつ投手としても9勝をあげた大谷。

特に本塁打に関しては「もし彼の後ろにマイク・トラウトが怪我なくシーズンを通して控えていたら、と考えてみて下さい。彼ならきっと60本のホームランを打っていたでしょう。全くもって驚異的です」と、本塁打王は大谷のバッティングを高く評価する。

大谷翔平は「投手」“ボンズ監督”の大谷起用法は…

その一方で「大谷は投手」と語る。

「彼の肩書はなんですか??投手ですか??DHですか??野手ですか??投手とDHをしていますよね。と言うことは打撃をする投手なのです」。

実際に打席に立たなければ本当の評価をするのは難しいと前置きをしつつも、優れている球は「スプリット」と語ったボンズさん。

「ただ、スプリットを投げ損ねたら、私はその球をホームランにします(笑)」。

今年、名将・マドン監督は登板日前後の休養日を撤廃。二刀流フル回転を後押ししたが、もしも“ボンズ監督”が、大谷を起用するとするとしたら次のように考えるという。

「私が監督だったら今と同じ二刀流の起用をしますが、先発投手としては起用しないと思います。中継ぎとして起用すれば疲労も少ない。そして、必ずDHで使います。大谷にとって二刀流は居心地が良いのです。それを変える必要はありません」。

本塁打王の目で見る大谷のバッティング

通算756本塁打の新記録を達成したボンズ氏・2007年

サンフランシスコのダウンタウンから少し離れた静かな街で取材に応じてくれたボンズさん。約束の時間ぴったりに姿を見せると笑顔で握手を求め、気さくに挨拶。何度も訪れたという日本の思い出話をする姿は「孤高のレジェンド」というイメージとは違った。

しかし、そんな穏やかな表情が一変したのはこちらが用意した大谷の打撃映像を見た場面。

「彼のスイングはバランスが良い。彼は完ぺきに近いメカニクスを持ち、パワーも兼ね備えています」。

大谷のスイングを見るその目は、「本塁打王」の目、そのものだった。

「S-PARK」では2週に渡り、今回のインタビューを特集する。
10月10日(日)放送の前編では大谷のバッティングについてボンズさんが実演解説。
そこには2人のレジェンドの共通点が!?
17日(日)の後編ではボンズさんが選ぶ大谷のベストホームランや、「もし投手大谷と対戦したら…」の展望を語ってくれた!
「打者ボンズvs投手大谷」の結末は!?

ボンズさんはインタビューの最後をこう締めくくった。

「今年MVPを取る可能性はとても高いと思っています。非常に高い確率でMVPを取る」。