”小さな美術館”が岡山のまちを走る。瀬戸内市出身の画家・竹久夢二の作品がデザインされたタクシーが3月20日、岡山市でお披露目された。

現代によみがえる竹久夢二

黒い車体には、美人画を得意とした竹久夢二の作品「立田姫」や「早春」がデザインされている。

車体側面には美人画をデザイン
車体側面には美人画をデザイン
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また、シートには夢二がデザインした岡山特産の果物も描かれている。

シートに描かれた岡山特産の果物 夢二のデザイン
シートに描かれた岡山特産の果物 夢二のデザイン

岡山市の岡山交通と夢二郷土美術館が、2022年4月から始まる瀬戸内国際芸術祭や7月から開催される岡山デスティネーションキャンペーンに合わせて、岡山の観光を盛り上げようと制作した。

タクシーのデザインは岡山市出身のデザイナー・水戸岡鋭治さんが担当した。

夢二タクシーをデザインした水戸岡鋭治さん
夢二タクシーをデザインした水戸岡鋭治さん

夢二郷土美術館・小嶋ひろみ館長代理:
水戸岡先生によって、夢二が今によみがえったような感じ。旅の間だけでもアートを見ることで、心が豊かになるよう美術館が貢献できれば

夢二郷土美術館・小嶋ひろみ館長代理
夢二郷土美術館・小嶋ひろみ館長代理

「夢二タクシー」の運行は3月23日からで、瀬戸内市の夢二生家記念館などをめぐるタクシーツアーも予定されている。

(岡山放送)

岡山放送
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