2月21日夜、北京五輪の日本選手団が成田空港に到着した。

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今回の北京五輪では、冬のオリンピック最多となる18個のメダルを獲得した。

ファンの声援に感謝示す選手たち

にこやかな表情でファンの声援に応えたのは、日本のカーリング史上初となる銀メダルを獲得した、日本代表ロコ・ソラーレのメンバー。手を振りながら笑顔で「ありがとうございます」と返していた。

フィギュアスケートでは、女子シングルの銅メダリスト・坂本花織選手(21)が笑顔で何度も手を振り、続いて男子シングルの銀メダリスト・鍵山優真選手(18)も手を振る姿が。

さらに、何度も頭を下げて声援に応えたのは、銅メダリストの宇野昌磨選手(24)。

選手たちは到着後に空港内でPCR検査を実施。感染対策として、囲み取材は行わず、言葉少ない対応を余儀なくされるなど異例の帰国となった。

こうした中、注目されたのは……

羽生結弦選手(27):
ありがとうございました。

オリンピックで挑んだ4回転アクセルが史上初めて認定された、羽生結弦選手(27)。

多くの感動を与えてくれた選手たちは、コロナ禍による厳戒態勢のなか、ファンの声援に何度も感謝の意を示した。

五輪競技をやりたい!スケート場盛況

2月21日、神奈川・相模原市にあるスケートリンク「銀河アリーナ」を訪ねた。

めざまし取材班 田上香織:
平日の午後5時前なのですが、こちらのスケートリンクは多くの方で賑わっています。

学生(20代):
オリンピックを見ていて(スケートが)したくなっちゃった。

学生(20代):
あんな感じで滑れると思ったんですけど、もう5回転んでます。

この日は平日にも関わらず、通常の2倍ほどだという400人近い人が来場していた。

いま、オリンピック効果で、さまざまな競技への注目度がアップしている。

例えば、平昌オリンピックの銅メダルを上回る、史上初の銀メダルを獲得した、カーリング女子日本代表

神奈川・相模原市のスケートリンク「銀河アリーナ」では月に一度、カーリングの体験教室を開催しているということだが……

銀河アリーナ 本城祐介次長:
3月分に関しては定員に達しまして(受付開始から)3日後の20日時点で埋まりました。過去に例を見ない。

さらに、こんな競技にも注目が。
カーリングの楽しさが体験できるという「カローリング」。ストーンに似た、裏に車輪がついている「ジェットローラー」を投げて得点を競う。

静岡県カローリング協会 渡邊英機事務局長:
「やりたいやりたい」と言う人が増えてきてます。用具が足りなくて困っている。

スノボ人気再燃に期待

そして今、注目の競技と言えば、最高難度の大技・トリプルコーク1440を見事に決め、初の金メダルを獲得した、平野歩夢選手(23)の活躍などが印象的だったスノーボード

その影響は、早くも東京都内のスノーボード専門店に――。

リバティ スノーライフショップ スタッフ 西牧俊二さん:
(客足は去年比で)2倍から1.5倍。子育てなどで離れていたお父さんお母さんが、もう一度ゲレンデに戻ろうと。

中でも人気なのが、平野歩夢選手が北京オリンピックで使用していた、裏側がピンク色のボード。来シーズン販売するということだが……

リバティ スノーライフショップ スタッフ 西牧俊二さん:
前年(の平野歩夢のモデル)に比べて4倍から5倍の予約を頂いている。(販売は)11月初旬を目安にしている。

スノーボード人口が減少傾向のなか、人気再燃に期待を寄せているという。

(「めざましテレビ」2月22日放送分より)