厚生労働省によると、11日時点での、新型コロナウイルスの全国の重症者数が1352人にのぼった。前の日よりも12人増えた。1カ月前の全国の重症者数(1月11日・105人)と比べると、およそ13倍増えたことになる。

全国の重症者数は、過去の感染ピーク時には、1000人台~2000人台で推移していた。2021年9月3日には、過去最多の2223人を記録。しかし、その後、減少し、11月以降は100人を下回っていた。ところが、オミクロン株の感染急拡大に伴い、全国の重症者数も急増。2月3日には、およそ4カ月ぶりに1000人を上回り、その後も増加傾向が続いている。

一方、重症者の増加とともに、全国で、新型コロナ患者の中で死亡する人も増えている。特に2月に入ってからは、連日、100人以上の死者が報告されている。8日は159人、9日は162人、10日は164人、11日は150人の死亡が発表された。