新型コロナウイルス対策を厚生労働省に助言する専門家会合のメンバーが13日、オミクロン株に感染した人の濃厚接触者の待機期間について、10日程度に短縮できると提言する方針であることがわかった。
厚生労働省の基準では、新型コロナの濃厚接触者は14日間の自宅などでの待機が求められている。一方、国立感染症研究所によると、沖縄県でオミクロン株への感染が確認された人の発症までの潜伏期間は3日前後で、従来株の5~6日前後よりも短い傾向があるという。
専門家会合のメンバーは13日、感染拡大地域などでは濃厚接触者の待機期間を感染者との最後の接触から10日程度に短縮できると提言する方針だ。濃厚接触者の待機期間を巡っては自治体などからも短縮を求める声が相次いでいる。