18歳以下への10万円相当の給付について、松野官房長官は12月8日の記者会見で「現金とクーポンは別の給付措置のため、同時に支給することは想定していない」と述べ、10万円の現金一括給付について否定的な考えを示した。
18歳以下への10万円相当の給付は、年内に5万円の現金給付を、2022年の春頃に5万円相当のクーポンを支給することにしているが、静岡県島田市など一部の自治体が10万円全額を現金給付する方針を示しているほか、大阪市の松井市長は、中学生以下について「ペナルティーがなければ、年内に10万円を現金で一括支給したい」と述べている。
これについて松野長官は8日、会見で「5万円の現金給付と5万円分のクーポン支給は財源が異なる別の給付措置であり、同時に支給することは想定していない」と10万円の一括給付について否定的な考えを示した上で、「まずはクーポン給付を基本として検討いただきたい」と強調した。