3日午前6時37分ごろ、山梨県東部・富士五湖で地震があり、大月市で震度5弱を観測した。気象庁は、午前8時40分から記者会見を行い、「1週間ほどは、震度5弱程度の地震に注意が必要」と呼びかけた。特に、2~3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多いという。
この記事の画像(2枚)今回の地震では、大月市で震度5弱を、神奈川県相模原市緑区、相模原市中央区、厚木市、松田町で、それぞれ震度4を観測した。中部地方から伊豆諸島にかけて、震度4~1を観測したという。
震源の深さは19キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4.8と推測される。この地震による津波の心配はなかった。今回の地震と、富士山の噴火など火山活動に直線つながる兆候は無く、観測データに特段の変化はなかった。
今回の震源付近では、午前2時18分頃に大月市で震度4を、午前2時23分頃に大月市で震度3を観測する地震が起きている。気象庁は「揺れの強かった地域では、落石や崖崩れなどが起こりやすくなっている可能性がある」として注意を呼びかけた。
(気象庁は、記者会見で、速報値を修正し、震源の深さを19キロ、マグニチュードを4.8と発表した)