もうすぐクリスマス。待ちきれない方にピッタリのお菓子が、シュトーレンだ。シュトーレンはドイツ発祥の伝統菓子で、中にドライフルーツやナッツが練り込まれている。そして、面白いのがその風習。

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ククー・城下信也代表:
これを毎日ちょっとずつ食べていって、短くなってきたらクリスマスが近いんだなって

クリスマスまでの日数をカウントダウンしながら楽しむアドベントカレンダーのように、冬の時期に少しずつ食べながらその日を待つ。

 
 

今回はパン屋さんと洋菓子店、それぞれのシュトーレンをご紹介。

4種のレーズンで豊かな味わいに

まずは、石川県小松市にあるパン屋「ククー」へ。

過去にマリトッツォ特集で紹介したお店だ。(該当記事:たっぷり生クリームで人気の「マリトッツォ」 2種類のクリームで“味変”の楽しみ&種類豊富な“映える”店も【石川発】

実は、ご主人の城下さんは以前からシュトーレン作りに力を入れている。

ククー・城下信也代表:
この辺なんかはシュトーレンの「シ」の字も知らないぐらいの時期からやっていて。作り続けて26年目になるのか。やっぱりヨーロッパへの憧れから始まりました

イタリアに留学経験もある城下さん。シュトーレンを作り続けて四半世紀。

仕込み作業味のカギとなるドライフルーツは、2カ月前から仕込むという。いちじくやパイナップルも加えてレーズンは大量に。

飯田嘉太アナウンサー:
このレーズンを全部使うんですか?

ククー・城下信也代表:
最終的には全部使います

しかも、使うレーズンは4種類(カレンズ、サルタナ、マスカット、カリフォルニア)。これで甘みや酸味の違いを楽しむことができるそう。

隠し味は焼酎。これを洋酒と合わせると味にまとまりが出るんだとか。2カ月ほど漬けた種類豊富な具材を生地に練り込み、しっかりと発酵させて焼く。それをバターの海にダイブ。

そして、砂糖でコーティングすることで生地の腐敗を防ぐ効果があるとのこと。1週間ほど馴染ませて、砂糖をまぶしたら完成。

そのお味は?

飯田嘉太アナウンサー:
色々な食感があって楽しい。味わいが一噛み一噛み違ってきます

ククー・城下信也代表:
うちのシュトレーンは、ドライフルーツの種類がほかのお店と比べて各段に多いと思います。よりフルーティーなシュトーレンに仕上がっています。本来ならば11月末から1カ月かけてゆっくりゆっくり食べていくものですが、この時期にあるパン菓子だと思って楽しんでいただければと思っています

ククーでは、スーパーでフルサイズとハーフサイズ、カットされたミニサイズを販売している。

香辛料を使って…自家製ブドウ酒がポイント

続いては、洋菓子店が作るシュトーレン。金沢市西都にある「菓子工房 西都 KOGURA」は、季節限定を含めると20から30種類のケーキや焼き菓子が揃っている。シュトーレンは11年前のオープン当初から作っているという。

そのこだわりは…。

菓子工房 西都 KOGURA・小倉純二代表:
香辛料をちょっとブレンドしている

飯田嘉太アナウンサー:
ラム酒か何かで漬け込んでいる?

菓子工房 西都 KOGURA・小倉純二代表:
ラム酒と白ワインと、うちで漬け込んでいるブドウのお酒も入れています

こちらでは、4種類の香辛料とチョコレートボンボン用に漬け込んだお酒が隠し味。

焼きあがったシュトーレンに竹串で穴を開けていき、バターの海に浸す。

菓子工房 西都 KOGURA・小倉純二代表:
シナモンシュガーです

シナモンの風味をまとわせて、最後に砂糖をまぶせば完成。

飯田嘉太アナウンサー:
シナモンがいいアクセントになっています。優しい甘さです

菓子工房 西都 KOGURA・小倉純二代表:
お菓子屋さんが作るシュトーレンということで、特にでこだわっているのは、うちで作っている巨峰のボンボンの漬け込みのお酒を混ぜていることです。香辛料も4種類ブレンドして入れています。クリスマスまでの間、少しずつ切って食べて楽しんでください

2021年は、お家でシュトーレンはいかがでしょうか。

(石川テレビ)