受刑者に協調性などを養ってもらおうと、岡山刑務所で運動会が行われた。受刑者の高齢化や新型コロナ対策…塀の中の運動会を取材した。

394人が参加 毎年開催される岡山刑務所の運動会

必死に走る姿に、拍手で応援する受刑者たち。

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刑務所での運動会は、ルールを守りチームに分かれて競技に取り組むことで、他者との協調性を養ってもらおうと、矯正教育の一環として毎年開催されている。

岡山刑務所での運動会の様子(岡山市北区)

この日は394人の受刑者が参加し、7チームに分かれてリレーや玉入れなどで競い合った。

短距離走は年代別 高齢化進む受刑者の健康増進に

参加者の最高齢は87歳、約3分の1は65歳以上の受刑者だ。高齢化が進み、例えば短距離走も年代別に競わせるなど、運動会の内容も近年、様変わりしているという。

また、コロナ禍で刑務所での行事が相次いで中止になる中、運動会を開催するにあたり、1つの競技に参加する人数を減らすなどの感染防止対策も行われた。

参加した受刑者:
普段、作業で一緒にならない人たちとも競技の練習をするので、一致団結というか、結束力が生まれると思う

参加した受刑者:
1年1年の区切りになる。1年頑張れたというのと、また来年に向けての目標も体を鍛えようかと、年を取ってもいろいろ考える

岡山刑務所 首席矯正処遇官・津田龍慈さん:
受刑者の健康の増進を目的とした、法で定められた改善更生の一環として行っている。やはり受刑者にとっては1つの大きなイベントで、本当に楽しみにしていると思う。その結果が自分たちの心身の健康の増進につながっていけば

岡山刑務所では、犯した罪と向き合う日々の中で、このような行事が社会復帰への活力になればとしている。

(岡山放送)