宮崎と熊本の生産者20人が着用
担い手の確保が課題となっているシイタケ栽培で、作業の負担を軽減するアシストスーツが活用できないかを調べる実証実験が行われている。
シイタケを販売している宮崎県高千穂町の杉本商店と、生産者で作る協議会やアシストスーツを開発している東京の企業が連携して実施。
この記事の画像(6枚)県内と熊本県の生産者20人を対象に行われ、人工筋肉の技術を応用したアシストスーツが栽培の負担軽減につながるかを調べる。
新しい担い手が入ってくるきっかけに
10月8日、熊本県山都町の77歳の生産者がアシストスーツを着用し、使い心地や椎茸原木の運搬で役に立つかなどを確認した。
椎茸生産者・工藤忠志さん:
持ち上げるときはちょっと楽だった。慣れれば役に立つと思います
杉本商店・杉本和英社長:
これを使うことで作業が楽になった。楽になったことによって、やってみたいなとか、新しい担い手が入ってくる、そのきっかけ作りになると思います
協議会では、12月上旬までアシストスーツの実験を行って報告書をまとめる予定で、補助の対象とするよう国などに働きかけるという。
(テレビ宮崎)