日本時間19日、メジャーリーグ、エンゼルスの大谷翔平(27)が今季のア・リーグMVPに“満票“で選出された。日本人としてのMVP選出は2001年のイチロー氏以来。さらに“満票”での選出は史上初の快挙となる。歴史に新たな1ページを刻んだ。

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史上初のオールスター二刀流出場や投打5部門での「クインタプル100」(イニング、奪三振、安打、得点、打点)を達成するなど数々の名シーンと記録を残してきた大谷。

その姿を一番近くで見てきたエンゼルスのジョー・マドン監督が選んだ大谷の今季ベストプレーを紹介する。

指揮官が選ぶ大谷の今季ベストプレー

マドン監督が今季最も記憶に残るプレーに選んだのは…

今季初登板だ

大谷が「2番・投手」で渡米後初の投打同時出場を果たした4月4日(日本時間5日)のホワイトソックス戦。

マドン監督は「その時点では、多くの人々が登板日の打線入りに懐疑的だった。実際クラブハウスなどで大勢がそう言うのを耳にしたが、私がそういう声にふたをした」と明かす。

邪魔者をかき消す衝撃の一発

大谷は今季初登板となったこの試合に「2番・投手」で出場。
当時は大谷の投打同時出場にネガティブな意見も多かった。しかし第1打席だった。

そこで700フィート(実際には451フィート=約137.5メートル)のホームランを放ち、あれほど好投した。あれこそ、まさに邪魔するもの全てをぶち破った試合だ」(マドン監督)

特大の2号ソロ。さらに投げては4回2/3を2安打3失点。
「野球の神様」ベーブルース氏以来100年ぶりの本格的な「二刀流」誕生の瞬間だった。

現地100人が選ぶ今季ベストプレーは

さらに21日(日)の「S-PARK」ではMVP受賞特別企画として、現地アメリカ・ロサンゼルスで100人を対象としたアンケートをもとに大谷の今季ベストプレーを選定。シーズンMVPを3回獲得、“現役最高選手”と呼ばれるマイク・トラウトやメジャー最多の通算762本塁打のレジェンド・バリー・ボンズまでもが選んだ“大谷のベストプレー”に何が選ばれるか期待したい。

「S-PARK」
11月21日(日)夜11時45分〜(フジテレビ系)
MVP特別企画「100人分の1位・大谷翔平編」