9月14日、愛媛県立とべ動物園が営業を再開し、ようやく動物たちに会えるようになった。
2021年9月18日の「国際レッサーパンダデー」にちなんで、レッサーパンダのキュートな姿をたっぷりとお届けする。

動物園の人気者 レッサーパンダは絶滅危惧種

毎年9月の第3土曜日は、「国際レッサーパンダデー」。
レッサーパンダの保護などを目的に、アメリカを拠点に活動する団体が制定した。

毎年9月の第3土曜日は「国際レッサーパンダデー」
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鈴木瑠梨アナウンサー:
本当にかわいらしいレッサーパンダ。いま、世界的にレッサーパンダの現状はどのようになっているんでしょうか?

とべ動物園・二宮香澄キーパー:
レッサーパンダは、野生ではとても数が減っていまして、手厚く保護されないといけないような状況です

現在、国内では200頭以上のレッサーパンダが飼育されているが、野生の数はこの20年で半分以下の約2500頭にまで減ってしまった。

動物園の人気者も、今では絶滅危惧種に指定されている。

とべ動物園の“丸顔王子”と“姉さん女房”カップル

レッサーパンダを守るため、保護団体などによる野生での生息調査や、動物園での繁殖活動などさまざまな取り組みが行われている。
とべ動物園でも…

とべ動物園・二宮香澄キーパー:
「どうぞ繁殖してください」という感じなんですが、これが残念ながら、今のところ5年連続繁殖に至っていないのが現状です

二宮キーパーが期待を寄せているのは、オスの「砥々丸くん」とメスの「コウメちゃん」のペア。

とべ動物園・二宮香澄キーパー:
砥々丸くんは癒やし系の顔っていうんですか。ほんわかしたような。けど、いざとなったらコウメちゃんをしっかり抱いてって感じで、男っぽいところも垣間見させてもらえるような子ですね

仲良くよりそう砥々丸とコウメ

鈴木瑠梨アナウンサー:
砥々丸くんはイケメン?

とべ動物園・二宮香澄キーパー:
そうですね、イケメン。「丸顔王子」って言われてます

「丸顔王子」砥々丸

一方のコウメちゃんは?

とべ動物園・二宮香澄キーパー:
人で言ったら、おしとやかなところがありますね。で、砥々丸くんを尻に敷いてるといいますか、姉さん女房なんですけど

“姉さん女房”のコウメ

丸顔王子と姉さん女房のカップル。2022年の赤ちゃん誕生に期待がかかる。

さらに、とべ動物園には、砥々丸くんのお父さんのシャンチーくんも暮らしている。

とべ動物園・二宮香澄キーパー:
シャンチーくんは、14歳という年齢を重ねたもうお年寄りの域に入ってる子なんですが、かわいい系の顔というか、老いを知らない顔ですので、活動的に動いたり、木の上にも上ったりもします

老いを知らない「かわいい系」シャンチー

3頭それぞれをじっくり観察してみるのも面白いかもしれない。

3頭の顔の違い、わかる?

“癒やし顔”に隠された意外な一面

ところで、癒やし顔が特徴のレッサーパンダに意外な一面があった。

とべ動物園・二宮香澄キーパー:
結構ですね、爪が鋭いんですよ

レッサーパンダは木登りがとっても上手。
木の幹に鋭い爪をひっかけることで、垂直に上がって、垂直に降りることができる。

とべ動物園・二宮香澄キーパー:
足にしがみついてきて、「うわぁ、かわいい。キーパーさん、いいなぁ」って言われるんですけど、実は足は痛いという

鋭い爪が手に…

鈴木瑠梨アナウンサー:
あの愛くるしい顔からは想像できないギャップですね

とべ動物園・二宮香澄キーパー:
レッサーパンダを見てかわいいって言っていただくのももちろんなんですが、かわいいってところの先に、もしかしたらいなくなるかもしれないという感覚を感じていただきたいと思います

待ちに待った再開を迎えたとべ動物園。
動物たちのかわいらしい姿に癒やされながら、この愛らしい姿を守るために何ができるのか、ぜひ考えてみてほしい。

(テレビ愛媛)