奇妙なシルエットで見る人を虜にする植物

沖縄県那覇市の「のうれんプラザ」にあるお店には、断面が星形のサボテンや、ゴツゴツとした岩のような植物が並んでいる。

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このような奇妙なシルエットの植物は「珍奇植物」と呼ばれ、じわりじわりと人気が高まっている。

お客さん:
きょう初めて来たんですけど、格好いいたくさんの種類があるので、見ていて飽きないというか。面白い形をしていて人みたいですよね、いろんな人がいるなっていう

Wプランツ 照屋昭さん:
いわゆる変わった感じの見た目で、摩訶不思議なようなものが「珍奇植物」と言われる植物で、形はもう自然です。地域環境によって、それに耐えるためにできた形とか

おすすめは「パキポディウム」 育て方のポイントは?

Wプランツ 照屋昭さん:
こちらにあるのは「オペルクリカリアパキプス」というマダガスカルの植物。このサイズで推定樹齢50年と言われてる。コーデックスっていう植物(塊根植物)の中でも、王様と言われているので金額もかなり高め。ロマンが詰まっている植物です

左端が推定樹齢50年のオペルクリカリアパキプス

オペルクリカリアパキプスは、多くの愛好家の心を捉えて離さない珍奇植物の最高峰だ。では、これから珍奇植物を育てたい、という人におすすめなのは?

Wプランツ 照屋昭さん:
珍奇植物のブームの火付け役「パキポディウム」です。塊根部分っていうんですけど、このフォルムを楽しんでいただく

Wプランツ 照屋昭さん:
この大きさで、だいたい種から育てて2年から3年になりますね。黄色い花も咲きます

世代を越えて長い時間を共にできるのも珍奇植物の魅力の一つだ。

Wプランツ 照屋昭さん:
形を作るっていう楽しみが一番かなと思います、枝を切っていきながら形を作るんですね。それから、太陽をしっかり当てないと「徒長」といって伸びてしまうんですよ。そうならないようにしっかり太陽を当てながら、風を通しながら、水やり管理しながら育てます

お店の常連さんの自宅ベランダは“珍奇植物園”

珍奇植物に魅せられ、毎週のように店に通う常連さんがいると聞いて、ご自宅に伺ってみた。

珍奇植物愛好家の喜舎場隆太さん

喜舎場隆太さん:
普通にホームセンターで売ってる一般的な観葉植物ですね。私がいろいろ育てているのは、ベランダの方にあるので…

喜舎場さんが室内で育てる観葉植物

ベランダを覗いてみると、そこには所狭しと並ぶ珍奇植物であふれていた。

喜舎場隆太さん:
ひとつ手に取ってしまったら、そこからどんどんはまってしまって。気付いたらこれだけあったという感じです。朝起きたら、まず植物を見てますね

喜舎場さんは約2年半前に珍奇植物と出会い、多いときには150鉢を育てていた。

喜舎場隆太さん:
チリのアタカマ砂漠とかが原産なんですけど、コピアポアのシネレア、和名が「黒王丸」っていうサボテン。形がいかつい黒いトゲとか、ワックス状の白い肌とか、樹齢も数十年くらいいってるところもあるんですけど、見た目の格好良さですね。陶器鉢や化粧砂で見栄えも作ってみた。2年くらいは育てています

これだけあると気になってしまうのが、珍奇植物にかかる費用だが…

喜舎場隆太さん:
食費をおさえて植物って感じです。許される限りは、植物園というかジャングルにしたいので

今後もまだ見ぬ珍奇植物を育てていきたいと、目を輝かせる喜舎場さん。

繊細な手入れと共に過ごす濃密な時間で生まれる珍奇植物。みなさんも自宅時間を活用して育ててみては?

(沖縄テレビ)