絶滅危惧種で日本に10頭しかいないマサイキリンが、親子そろって見られる貴重な機会。7月17日に熊本市動植物園でマサイキリンの赤ちゃんが生まれ、30日に初めて一般公開された。

秋平とコナツの間に生まれた赤ちゃん

熊本市動植物園で7月30日に、初めて一般公開されたのはマサイキリンのメスの赤ちゃん。今月17日、お父さんの『秋平』(しゅうへい)とお母さんの『コナツ』の間に生まれた赤ちゃんキリン。

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動物園に設置されたカメラは貴重な出産シーンをとらえた。その後、あっという間に、立つことができるようになり、タイミングは体調次第ではあるが、これから少しずつ一般公開される機会が増える。

初公開の30日は、楽しみにした多くの子どもたちに見守られながら、外に出てきた赤ちゃんキリン。お母さんのそばにいることが多かったものの、駆け回る姿も見られ、訪れた人たちは、その愛くるしい姿に夢中になっていた。

キリンの赤ちゃんを見た子どもたちは、「優しい親子だなと思った」や「走っているところがかわいい」などと話してくれた。

絶滅危惧種のマサイキリン 国内は10頭

マサイキリンは絶滅危惧種に指定されていて、国内には熊本市動植物園の3頭を含む10頭しかいないという。

熊本市動植物園の柴田勇己飼育員は「生まれたときから結構元気な子で、最近は走り回ったり、お母さんのまねをして枝を食べようとする様子も見られて、すごく元気いっぱいな子供。なかなかマサイキリン家族3頭を見ることはできないので、夏休みだけでなく、終わってからも、全国から見に来てもらえたら、うれしい」と話した。

熊本市動植物園では8月11日まで、来場した人が赤ちゃんキリンの名前を決める投票イベントを開催中。その結果を基に、8月16日には命名式が行われる予定。

赤ちゃんの名前の候補はこちらの5つ

・心夏(ココナツ)
・凛夏(リンカ)
・来夏(ライカ)
・夏季(ナツキ)
・夏愛(ナツメ)

(テレビ熊本)

テレビ熊本
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