加賀市の人気PR動画 2年ぶりに最新作お披露目
北陸新幹線の加賀温泉駅停車を目的に、石川・加賀市が4年前に制作を始めたPR動画。

累計60万回再生の人気シリーズの最新作が、コロナ禍を乗り越え完成。25日、2年ぶりの最新作が完成し、お披露目された。
過去3作は、累計60万回再生と大人気。

市役所の新幹線対策室室長、加賀停太郎(かが・とめたろう)が金沢への嫉妬をあらわにしたり、小松市とお互いに魅力をアピールしてきた。

そして気になる最新作は…
加賀停太郎:
これまでは金沢や小松に対抗心を燃やしていましたが、以前のわれわれではございません。北陸新幹線の停車はあくまでも手段。わたしたちの真の目的は加賀市民の幸せ、訪れてくれた観光客のみなさまの幸せを作ることだと強く思っています

そんな思いが込められた最新作。
加賀市新幹線対策室に突如、ボールが投げ込まれる。

そして、加賀停太郎たちはボールの持ち主から大切なことを教わる。

日本プロ野球創設者の“レジェンド”がモデルに
河野:
停太郎さん、あなたの夢はなんですか?

加賀停太郎:
加賀に新幹線を停める

河野:
違います。新幹線を停めるのは手段であって、本当の目的は加賀市民の幸せです
加賀停太郎:
確かにその通りかもしれない。具体的にどうすれば…
河野:
これです

加賀停太郎:
…野球?
「加賀にプロ野球を」大きな夢に込めたメッセージとは
今回新たに登場するのが、河野というキャラクター。

加賀市大聖寺出身の河野安通志さんをモデルにしている。

河野さんは、日本初のプロ野球チームを創設したレジェンドだが、その存在はあまり知られていない。
出演者:
プロ野球を創設した方が大聖寺から出られたんだっていうことを、ほとんどの人は知らないと思いますので、楽しく加賀市をアピールできる作品になったかなと喜んでいます。動画を見て、笑っていただければなと
「加賀にプロ野球をつくる」という新たな夢を持って走り出す対策室のメンバー。

無謀にも思える大きな夢を語ることで、市民を元気づけたいというメッセージが込められている。

加賀市 宮元市長:
非常にコミカルに仕上げていただいて、これまでの路線とは全く違う路線で作っていただいたこともあって、非常に大きな効果が出ると思っております。シビックプライド(市民の誇り)につながっていく、非常にいい動画だと思っています
この動画は8月25日から、ウェブサイトやYouTubeで公開されている。
(石川テレビ)