長野県大鹿村の住宅で8月12日朝、台所が荒らされているのが見つかった。残された足跡からクマの仕業とみられる。住人にけがはなく、自主的に避難をしたという。警察は付近の住民に注意を呼びかけている。
網戸が破られ侵入…台所が荒らされる
被害があったのは、大鹿村大河原の住宅。
警察によると、12日午前7時ごろ、住人の高齢女性の別居する家族から「クマが住宅に侵入した」などと通報があった。
11日、女性が居間にいたところ、台所の方から物音が聞こえ、12日朝、台所の網戸が突き破られ、調理器具や食器が荒らされ、椅子も壊されていたという。

1階の台所の網戸が突き破られ、調理器具や食器が荒らされ、椅子も壊されていたという。
残された足跡から侵入したのは成獣のクマとみられるという。
アイスクリームなど食べられる
住人の女性によると、住宅では10日にも敷地内の倉庫にある冷蔵庫がクマに荒らされ、アイスクリームなどが食べられていたという。
女性にけがはなく、別居する家族のもとに自主的に避難している。

被害が相次いだことを受け、警察は、付近の住民に食料品を屋外に置かないようにするなど注意を呼びかけている。
村によると、11日までの3連休でクマの目撃・出没の情報が他に3件寄せられたという。
(長野放送)
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