大変珍しい映像が入ってきた。海を泳ぐシカの姿だ。
撮影されたのは北海道函館市の観光地「ベイエリア」。いったい何があったのだろうか?

夜の海を悠々と泳ぐのは、何と「シカ」。
“犬かき”のように器用に前へ進んでいるのは、2歳くらいのメスとみられる。8月14日、函館港でのできごとだ。

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映像を撮影した・徳光正市郎さん:
海の見える場所で子どもと食事をしていると、娘が『海にシカがいる』と。びっくりですね 

撮影されたのは函館市のベイエリア。観光客に人気のにぎやかな場所だ。シカは一体どこからやってきたのだろうか?

シカはどこから…「函館山」で目撃情報も

実は現場近くの「函館山」で、7月下旬からシカの姿が相次いで目撃されていた。それと同じ個体とみられている。

本当に「函館山」に?

そもそも、函館山にシカは生息しているのだろうか?

函館市農林水産部・長谷川岳志課長:
生息していないです。これまで確認されたことがない

市の担当者によると、このシカは山あいの生息地から函館市内を流れる「松倉川」に沿って下り、「湯の川温泉」に出た後、海岸線を歩いて「函館山」に至ったとみられる。

なぜシカが海へ?

では、なぜシカは海に入り、泳いでいたのだろうか?

北海道大学・立澤史郎助教:
人に驚いたり、犬がほえて驚いたりして、びっくりしてベイエリアに行き、そのまま海に飛び込んだ可能性がある。街中の海に飛び込むのは、かなり珍しい

シカの姿は、映像が撮影された8月14日の午後9時30分ごろを最後に目撃されていない。今後、街中に出没した場合は?

函館市農林水産部・長谷川岳志課長:
壁やフェンスに追い込んで網をかけるしかない。捕獲できれば違う山に返してあげたい

シカは無事に本来の住みかに帰ることはできるのだろうか?
最後までシカと見届けてあげたい。

(北海道文化放送)