創業100年を越える老舗の新たな挑戦。
紙の需要低迷が続く中、宮崎市の紙会社が飲食時に着用する紙製のマウスガードを開発した。

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口元が開閉できて飲食時に便利

創業114年、宮崎市にある川越紙店。印刷・包装用の紙を中心に販売している。
新型コロナの影響でイベントのポスターやチラシの発注が減少し、紙の需要が低迷する中、新たな商品「これでEat!!」を開発した。

マウスガード「これでEat!!」
マウスガード「これでEat!!」

こちらのマウスガードが「これでEat!!」。
耳にかける輪ゴム以外すべて紙でできていて、このように口元を開閉することができる。

使い捨ての紙製マウスガード「これでEat!!」。
抗菌加工された紙を折り紙のように組み立てると、口元の蓋がワンタッチで上下に動き、飲食時に口元の開閉をスムーズに行うことができる。

500個以上の試作を経て開発…特許出願中

また、紙製なので環境面にも配慮されている。約1年をかけ、500個以上の試作を経て開発したのは、川越聡社長。

川越紙店・川越聡社長:
(紙の持つ)温もりとか優しさとか、肌ざわりとかですね。
そういった紙の特性を生かして何かできないかということで、商品開発を進めてまいりました

川越紙店・川越聡社長:
消毒や喚起を十分にして会食マナーを守った上で、このマウスガードを装着して飲食をしていただきたい

「これでEat!!」は現在特許を出願中で、川越紙店の店頭やインターネット販売に加えて、今後、県内の商業施設などでの販売も予定しているという。

(テレビ宮崎)

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