新型コロナウイルスの感染が急拡大している東京都では、自宅療養者が8月3日時点で1万4000人を越えているが、この自宅療養者への食糧支援が滞っている事がわかった。
東京都の新規感染者数は8日連続で2000人を越えていて、3日までの自宅療養者は1万4019人となっているが、都が自宅療養の支援として行っている食料の配達が滞っていることがわかった。
自宅療養者の急増で、在庫がなくなってきている事が原因だという。
また、保健所の負担を緩和するため都が去年11月から開設し、設置した「自宅療養者フォローアップセンター」では療養者の急増で電話が繋がりにくくなっているという。
フォローアップセンターは看護師など100人が、24時間体制で健康観察や体調が変化した際の相談に当たっていて、電話相談は先月19日から25日まででおよそ4500件の相談があり、およそ2割は「呼吸が苦しい」「パルスオキシメーターの値が低い」などの医療相談で、ほかの8割は「ゴミ出しはどのようにしたらいいか」や「他に同居している人いるがどのように過ごせば良いか」などの相談だったということだ。
都は「体制を拡充し対応に当たっていく」としている。
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