学校で臨時保護者会

千葉・八街市で大型トラックが下校途中の小学生の列に突っ込み、児童5人がはねられた事故。
事故に遭った児童が通っていた小学校では午後5時から保護者会が開かれ、今後の対応や子どもたちの心のケアについて説明された。

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この事故で小学2年生の川染凱仁さん(7)と小学3年生の谷井勇斗さん(8)の2人が亡くなったほか、8歳の女子児童が意識不明の重体、7歳と6歳の男子児童が重傷となっている。

献花に訪れた人の中には、亡くなった川染凱仁くんの同級生の保護者の姿もあった。

川染凱仁さんの同級生の保護者:
すごい明るく、素直で。元気いっぱい。とってもかわいい子でした

また、献花に訪れた谷井勇斗さんのクラスメートは…

谷井勇斗さんのクラスメート:
鬼ごっことか、すごくいっぱい遊んで楽しかった。
勇斗くんは人気者、悲しいな…

目立ったブレーキ痕なし

30日、危険運転致死傷の疑いで送検されたトラック運転手の梅沢洋容疑者(60)。
梅沢容疑者は事故について、「左に急ハンドルを切ったところ、電柱にぶつかった」と供述していた。

トラックは電柱に衝突した直後、5人を巻き込み、約40メートル先の畑で止まっていた。
現場近くの防犯カメラには、トラックが急ハンドルを切った形跡はなく、緩やかに左前方に走行し電柱に衝突する様子が映っていたという。

また現場に目立ったブレーキ痕も確認されていない

梅沢容疑者は「帰る途中に酒を飲んだ」と供述しているが、梅澤容疑者の母親は29日、飲酒についてこう話してる。

梅沢容疑者の母親:
好きは好きだとは思うけれども、量は飲まないと思う。
家へ来た時は、焼酎をコップに3分の1ぐらい注いで、あとお湯で割って、それを2杯ぐらい飲むともう眠くなったと言って家へ帰っていったんだから

警察は、事故当時 梅澤容疑者が正常な運転が困難な状態だった恐れがあることから、より法定刑の重い危険運転致死傷に容疑を切り替えて、30日送検した。

市が送迎バス運行へ

7月1日から再開予定の小学校の対策について、30日八街市が会見を行った。

八街市教育委員会 加曽利佳信教育長:
市の方で送迎バスの運行をさせていただきたいと思っております。

市は今後、警察によるパトロールの強化や職員による見守り、また児童や保護者の心のケアのための人員配置を増員するなど対応していくとしている。

(「イット!」6月30日放送)