千葉ジェッツ連勝で準決勝進出

Bリーグの年間王者を決めるチャンピオンシップ。千葉ジェッツとシーホース三河の準々決勝第2戦はリーグ初制覇を目指す千葉が2点差を守り切り、準決勝へ駒を進めた。

千葉は第2クォーター残り2秒、キャプテンで五輪日本代表候補の富樫勇樹(27)がアリーナを沸かせる。「外しても怒られないので気持ちよく打ったらたまたま入った」とセンターラインからロングスリーポイントを放ち、これがブザービーターに。46-33と大きくリードを広げ前半を終えた。

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「負けたら終わり」三河が猛反撃

ところが第3クォーターに突入すると、三河の猛攻を受けることに。千葉は富樫が2本の3ポイントを沈めるが、この10分間だけで三河のエース金丸晃輔(32)、Bリーグ得点王にも輝き、“オフェンシブ・モンスター”の異名を持つダバンテ・ガードナー(29)らに30失点を許し、67-63と4点差まで詰め寄られる。

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緊迫の最終クォーター、残り5分を切ると三河が最後の力を振り絞る。「負けたら終わりなので、やるしかなかった」と若きPG熊谷航(25)が連続得点。さらにガードナーが3ポイントシュート。五輪日本代表候補のシェーファーアヴィ幸樹(23)も得点を重ね、残り33秒には2点差まで迫る。

満身創痍で挑んだガードナー

勝利への執念を見せる三河。前日の試合でも足を痛め、足の痛み止めを飲んで試合に出場したというガードナーが力を振り絞り、終了間際に最後のシュートを放つも無常にもリングを外れる。

80-78とあと一歩届かなかった三河。今季の終了を告げるブザーが鳴り響く中、全てを出し切ったガードナーはコート上で立ち尽くした。

そんなガードナーに歩み寄り、背中を叩き声をかけた富樫。
「三河はケガ人が多く、ガードナー選手もケガの影響でいつも通りのプレーではない印象を受けたので、『しっかり休んで体を大切にして』と伝えた。千葉は勝ったので、ケガの状況の中でも全力プレーで戦った三河さんの分もしっかり戦っていきたい」と満身創痍で戦った相手に敬意を示した。

また、辛くも逃げ切った勝利に「きれいな勝ち方ではなかったけど、これはチャンピオンシップなので、次に進めたことがすべて」と富樫。ガードナー、そして三河の悔しい思いも背負い22日からの準決勝に挑む。

千葉ジェッツ80-78シーホース三河
(船橋アリーナ)