SNSには工夫したインパクトのある写真が多く投稿されている。いまTwitterで、きれいな空と雲だけを撮影するのではなく、“なにか”を加えて撮影した写真が話題になっている。
それがこちら。
雲になにかを足してみた!☁️
— tomosaki (@photono_gen) May 7, 2021
めちゃくちゃ可愛くありませんか??
(※写真は合成ではありません) pic.twitter.com/AyFayzUyY4
「雲になにかを足してみた! めちゃくちゃ可愛くありませんか?? (※写真は合成ではありません)」
とのコメントと共に投稿された写真は、青々とした空に浮かぶ雲を背景に茶わんを加えて、まるで雲が山盛りのごはんのように見える。
投稿したのは、福井のさまざまな風景を背景に人物撮影をしているtomosaki(@photono_gen)さん。
ほかにも、コーンを持って「ソフトクリーム」、歯ブラシを持って「歯磨き粉」など、雲をいろいろな物に見せている。それぞれの雲の形にぴったりなアイテムを加えているので、どれも素敵な作品となっている。
この投稿にTwitter上では、「すごいアイデア可愛い」「発想が素敵です」「ポスターにほしい」といった感動のコメントが多く投稿され、18万6000いいねが集まっている。(5月14日時点)
とても素敵な写真ばかりだが、このような撮影はどのようにして思いついたのだろうか? また雲は、いつどんな形で現れるかは分からないはず。写真に加える“なにか”は常に持ち歩いているのだろうか?
tomosakiさんに、気になった点を聞いてみた。
入道雲が美味しそうだなとひらめき
ーーこの写真を撮ろうと思ったきっかけは?
理由は2つです。コロナ禍で遠くに行って撮影ができない今、近場で撮ることができたらなと思い撮影したこと。入道雲を見て美味しそうだなと思いひらめきました(笑)
ーー撮影でのこだわりの部分を教えて
撮影する際のこだわっている部分は、雲をぼかしすぎないようにしている点です。
ーー撮影の際、苦労した点は?
雲は一瞬で形を変えるため、毎回苦労しています。
ーー1つの作品で、何枚くらい撮るの?
連写で撮影しているので一つの撮影につき10~20枚ほどだと思います。時間は、雲の状態が良いタイミングでしか撮影しないので、大体30分から1時間です!
車内に小道具を潜めています
ーー雲を使った写真に名前はある?
決めていないです…
雲で遊ぶ写真家って名乗ろうかなぁとは思っています…。
ーー小道具のアイテムはいつも持ち歩いているの?
基本的な移動手段が車なので車内に小道具を潜めています。
ーーどういう時に撮影したくなる?
青い空を背景にはっきりとした白い雲がいくつかあると撮影したくなります。
ーーお気に入りの作品を教えて。
1作目のご飯です。入道雲が中々出現しないことと、お茶碗と空の色がマッチしているからです。
ーー今回話題になったことを、どう感じている?
たくさんの方に私のアイデア写真を見ていただけてとても嬉しかったです。コロナで遠くに出かけられない今、すぐ外の雲を見ただけで気分があがるような、みなさんの日常を彩るきっかけになる作品を今後も撮っていきたいなと思いました。
tomosakiさんが雲を使った写真を撮り始めたのは2020年の夏頃から。それまでは「青春の1ページ」をテーマに、見た人が懐かしさや物語を感じてもらえるような写真を撮影していたそうだ。
今回の写真もこれまで撮影していた写真も、tomosakiさんならではの雰囲気を感じ、とても素敵な写真ばかりだ。
この作品は家からでも撮影できるため、自分でやってみるのも楽しいかもしれない。おうち時間が長い今、天気がよい日に挑戦してみてはいかがだろうか。
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