東地区からすでに4チームのチャンピオンシップ出場が決まり、富山グラウジーズとワイルドカードの残り1枠を争うアルバルク東京だが、千葉ジェッツに81-92で敗れ、この結果CS進出の可能性が消滅した。  

A東京は3月31日にデション・トーマス(29)が新型コロナに感染。12名の選手が濃厚接触者判定と判定された結果、試合中止が相次ぐなど厳しいシーズンだった。またアレックス・カーク(29)ら主力選手にケガも相次いだ。

「諦めている選手はいない。最後まで戦う」

この試合、ルカ・パヴィチェヴィッチHC(52)が体調不良(PCR検査で陰性)で欠場し、指揮をとった水野宏太トップアシスタントコーチ(38)は「今季は色々難しい状況の中、それでも終盤まで崩れることなくやってきた。プレーオフ進出がなくなっても目標がなくなるわけではない。選手はプレッシャーの中で戦っていて、諦めている選手はいない。自分たちの積み上げてきたものを、もう一度しっかりやり抜き、シーズンを最後まで戦いたい」と振り返った。

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「もう一度チャンピオンになるために」

今季はケガにも苦しんだ田中大貴(29)は「優勝したいと思いこのシーズンも臨んだので、CSに行けないのは悔しいし、チームとしても元の位置に戻さないといけない。コロナでの隔離期間もあったり、タフなシーズンだった。まだシーズンは終わっていないが、自分たちの思うような結果がついてこなかった現実を受け止めて、残りの試合を戦わなくてはいけないし、それが先につながると信じている。一人一人がこの結果を受け止め、来季どうするのか考えることが大事で、そこがもう一度チャンピオンになる為に試される部分になる」と唇を噛んだ。

「積み上げてきたものを出すことが大事」

キャプテンの安藤誓哉(28)は「チャンピオンシップ進出の道が閉ざされて、正直悔しい気持ち。これをしっかりと受け止めないと次に進めない。残り3試合は選手個々もそうだが、チームとして積み上げてきたことをできるだけ多く出せるかが大事。それが今まで応援してくれた人たちのためにできる唯一のことだと思う」と前を向いた。

「CSで対戦できないのは残念」

一方、今季同じくコロナ禍に見舞われた千葉のキャプテン富樫勇樹(27)は「シーズンが始まる前からコロナでどうなるかわからないシーズンだった。正直、チャンピオンシップにアルバルクがいないのはびっくりというか寂しい。過去にアルバルクにファイナルで負けて優勝を逃しているので、そこを越えて優勝したいという気持ちはあるので、対戦できないのは残念」とライバルを思いやった。

千葉ジェッツ 92-81 アルバルク東京
(5月1日・船橋アリーナ)

記事 332 加藤忍

早稲田大学卒業。フジテレビ入社。スポーツ局すぽると!ロッテ担当、ヤクルト野球中継などを経て現在は報道局兼スポーツ局。