ロッテの美馬学(34)が3度目の先発登板で今季初勝利を挙げた。
初回、西武打線を三者凡退で抑えるなど3回まで無安打。最速148キロのストレートに鋭いスライダー、フォークを織り交ぜて4回までテンポよく無失点で切り抜ける。
最大のピンチは5回だった。前夜に2HRを放った愛斗(24)にソロアーチを浴び1点を失う。さらに2つのフォアボールで1・2塁とし源田壮亮(28)にタイムリーを浴び2点を失う。
なおも2・3塁のピンチで、打席には森友哉(25)。「正直、森選手かと思ったが、あそこで粘れたので2点で収まって勝ちにつながったと思う」とフルカウントから外角低めのストレートでレフトフライに打ち取る。
続く6回・7回も三者凡退に抑え119球、3安打2失点の力投を見せた美馬。リリーフ陣が崩れ逆転負けを喫した前夜の嫌な流れを完全に断ち切った。
お立ち台では「やっと今年も勝てたなと。もったいないフォアボールもあったが、最後まで粘れたのが良かったと思う」と笑顔。
井口資仁監督(46)も、「美馬がしっかりゲームを作ってくれた。前回もいいピッチングをしていたし、何とか白星をつけてあげたかったという思いもある中で7回までしっかり投げてくれた」と称えた。
10日 ロッテ6-2西武
(ZOZOマリン・9962人)