23日、国会内で今井絵理子参議院議員とDA PUMPのISSAさんという異色の2人が沖縄の高校生らとの交流イベントに出席した。実はこの2人は沖縄の同じタレント養成所出身で、今回外務省が主催した「アメリカで沖縄の未来を考える」というプログラムに協力したのだった。

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このプログラムは沖縄の若者が、同盟国であるアメリカのありのままの姿や国際社会における日本の役割を目の当たりにする機会を設けることで、「沖縄の国際化」に貢献すべく、2018年以降、沖縄県の高校生・大学生等をアメリカに派遣しているもので、つまり本来はアメリカ訪問が予定されていた。しかし、新型コロナウイルスの影響で去年3月に実施する予定だった第3回プログラムが中止に。その代わりとして東京でプログラムを開催し、ケネディ元駐日大使らアメリカの関係者や、河野太郎沖縄北方担当大臣とのリモート会議も含む、日米両国の様々な関係者との交流の場が設けられたのだ。

そして14人の高校生らは、外務省出身の小野日子内閣広報官や米国大使館関係者らとも面会し、参議院議員会館内では今井絵理子参議院議員との面会に臨んだ。そしてそこにスペシャルゲストとして登場したのが、今井氏が「ISSA兄ちゃん」と慕うDA PUMPのISSAさんだった。

今井氏はISSAさんとの対談の中で、高校生たちに向けて「今後沖縄のことを考えるとき、また日本全体のことを考えるときに、ぜひグローバルな視点でいろんなことを見てほしい」と思いを語った。

そして、「日本だけで活躍するのではなくて、世界で羽ばたけるような人材になっていただきたい、そのためには沖縄だけではなくて、世界各国に行ってほしい」と続け、沖縄が抱える基地負担の問題を念頭に、「特にアメリカと沖縄の繋がり、日本との繋がり、そういったことを考えながら世界各国のいいところ、素晴らしいところを見ていただいてそして日本でまた活躍できる、沖縄で活躍できる人として育っていただきたい」と呼びかけた。

続いてISSAさんは、自分が初めた音楽のルーツがアメリカにもあることや、米軍と共存している沖縄で育ったことなどからから「感覚的に」“グローバル”や、“人種に壁がない”ことを感じていたと語った。そして、「国によって様々な文化も違うし、本当に色んなことが違うんですけど、その中に行くことによって、触れることによって何でもヒントになる。あとは拾うのは自分次第」と呼びかけた。

さらに今井氏が「東京に出てきて沖縄の良さをすごく感じる」と話すと、ISSAさんも「逆に離れてわかる。海も風土もそうですし、最終的には帰りたいと思います」と本音を語った。

そしてISSAさんは「若いうちからみんながいろんな世界に羽ばたいて、色んなところを見て、そこで改めてやっぱ自分の沖縄っていいんだなっていうふうに思えると思うので、ぜひそういう意味でも早めに、このコロナ禍が去った後に、みんなにはいろんな世界にはばたいていってみてほしい」と高校生たちへエールを送った。

これを受けて高校生らの代表は「お二人とも沖縄にとどまらず、広く活躍されている姿を見て、自分ももっと広い視野をもって将来活躍できる人になりたい。今日学んだことを周囲にも発信し、周りにもいい影響を与えられるようにがんばっていきたい」と二人への感謝を伝えた。

(フジテレビ政治部 杉山和希)

杉山 和希
杉山 和希


報道局政治部 首相官邸&麻生派担当。1992年岐阜県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、2015年フジテレビ入社。「情報プレゼンターとくダネ!」ディレクターを経て現職

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