22日午後1時から即位の礼の中心的な儀式「即位礼正殿の儀」が正殿・松の間で行われた。
即位を国の内外に宣言する正殿の儀では、陛下は天皇のみが着用する「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」と呼ばれる装束で「高御座(たかみくら)」に立ち、皇后さまも十二単姿で「御帳台(みちょうだい)」に立たれた。
陛下は、装束姿の秋篠宮ご夫妻や眞子さま、佳子さまなど皇族方のほか180以上の国や地域の要人が見守る中、おことばを述べられた。
天皇陛下おことば全文
この記事の画像(2枚)さきに、日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより皇位を継承いたしました。ここに「即位礼正殿の儀」を行い、即位を内外に宣明いたします。
上皇陛下が三十年以上にわたる御在位の間、常に国民の幸せと世界の平和を願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その御心(みこころ)を御自身のお姿でお示しになってきたことに、改めて深く思いを致し、ここに、国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います。
国民の叡智(えいち)とたゆみない努力によって、我が国が一層の発展を遂げ、国際社会の友好と平和、人類の福祉と繁栄に寄与することを切に希望いたします。