就任式で脚光を浴びた22歳の詩人
大統領就任式で、一気に脚光を浴びた22歳の女性がいます。ロサンゼルス出身の詩人、アマンダ・ゴーマンさんです。
【アマンダ・ゴーマンさん】
「私たちは平穏が必ずしも平和ではないと学んだ。正しさの規範や観念が正義とは限らないことを学んだ」
ーWe've learned that quiet isn't always peace. And the norms and notions of what just is. Isn't always just-ice.ー
この記事の画像(2枚)「私たちはこの国と時代の継承者だ。そこでは、奴隷の子孫で、母子家庭で育った、やせた黒人の女の子が大統領になりたいと夢見ることが出来る。そして気付いたら大統領の為に詩を朗読している。」
ーWe the successors of a country and a time.Where a skinny Black girl descended from slaves and raised by a single mother can dream of becoming president only to find herself reciting for one.ー
将来の夢は大統領選への出馬
言語障害などと戦いながらハーバード大学へ進んだアマンダさん。バイデン氏の妻ジルさんの目に止まり、就任式で詩を朗読するという大役を歴代最年少で務めることになりました。議会襲撃事件の直後に書き終えた自作の詩「私たちの登る丘」は、人種差別に揺れる国に向け、結束を訴える力強い言葉にあふれています。
【アマンダ・ゴーマンさん】
「光は常にある。それを見つめるだけの勇気さえあれば。光になるという勇気さえあれば」
ーFor there is always light,if only we're brave enough to see it. If only we're brave enough to be it.ー
将来は大統領選出馬も考えているというアマンダさん。言葉の力で、今後、世界を動かしていく存在になりそうです。
【執筆:FNNロサンゼルス支局長 益野智行】
【映像:Biden Inaugural Committee】