「食べる量はそれほど変わっていないのに何となく太ってきた気がする」「むくみも気になる」
実はそれ、“冷え”が影響しているのかもしれないという。体温や筋肉量は基礎代謝(呼吸や体温調節など生命維持に必要な最低限のエネルギー消費)と関わりがあり、“冷え”や“運動不足”が続くと痩せにくく太りやすい状態になりやすいことが知られている。
「冷えると太る?」の疑問について、成城松村クリニックの松村圭子院長に、体温と代謝の関係、さらにきょうからできる代謝アップの工夫を教えてもらった。
「冷えると太る」は本当?
1日に消費されるエネルギーのうち、約6割を占めるのが「基礎代謝」です。何もしていなくても心臓を動かしたり、体温を維持したり、呼吸や内臓の働きを保つために使われるエネルギーです。
この基礎代謝のうち、約2割は筋肉で消費されています。筋肉が多いほど、じっとしている時の代謝アップだけでなく、体を動かしたときの活動代謝や体温を保つための熱産生も増え、結果として「太りにくく痩せやすい」体質に近づきます。
そのため加齢とともに筋肉量が減ると、同じ生活をしていても基礎代謝は低下していき、「以前と食事は変わっていないのに太りやすくなった」と感じやすくなるのです。
一方で、「体温が低いと太る」「冷えは肥満の原因」といった表現を耳にすることがあります。実際には、体温が少し低いだけで急激に太るわけではありませんが、冷えと体重増加が間接的に結びつくパターンはいくつかあります。

