今週はじめは台風の影響が心配されましたが、そのあとにやってきたのが厳しい暑さです。新潟市のブドウ農家では近年続く高温に、最新技術の採用や品種の選定などで対応しています。
【松村道子アナウンサー】
「新潟市南区午前11時。汗が噴き出すような暑さですが、こちらのブドウは色づきも良く、生育は順調です」
新潟市南区にある富山喜幸さんのブドウ畑。
たわわに実った果実が9月からの収穫を待っていますが、数年前には、暑さから苦い経験も味わったといいます。
【とみやま農園 富山喜幸 代表】
「ブドウ自体が枯れてしまった。房ごと脱粒と言って、粒がボロボロ落ちてしまうような状況に」
暑さ対策の一つとして3年ほど前から取り組んでいるのが…
【とみやま農園 富山喜幸 代表】
「これが少し特殊な袋」
『雄宝』という品種のブドウにかぶせているのは、地元企業が共同開発に参画している製品。袋の中に、光触媒をコーティングした紙が入っています。
【とみやま農園 富山喜幸 代表】
「特殊な紙を一枚挟んでいて、粒が大きくなるのと、高温下でも着色に向くような袋。試験的にやっている」
「暑さ対策は農家だけでは対応しきれない」と話す富山さん。
【とみやま農園 富山喜幸 代表】
「こうやって企業と一緒に暑さ対策できると、すごく前進すると思っている」
【松村道子アナウンサー】
「約1ヘクタールある富山さんのブドウ畑ですが、この一角だけ袋がけがされていません」
一方、こちらは富山さんが4年前から栽培している品種『BKシードレス』。暑さに強い品種として九州大学が開発したものです。
【とみやま農園 富山喜幸 代表】
「実際作ってみて、この高温の中でも品質の良いものを作れるので、品種の特性は農家としてありがたいと思っている」
富山さんは「ブドウはもともと暑さや乾燥に強い果物」だと話しますが、新たな技術や暑さに強い品種を積極的に採用することで品質の高いブドウをお客に届けたいと考えています。
【とみやま農園 富山喜幸 代表】
「この先ずっと暑さが和らぐことはないと思うので、40℃を超えるよう気温を想定しながら、気を使う部分はしっかり気を使って栽培に当たることが必須条件」
一方、県は8月14日にかけ高温が予想されることから『異常高温緊急情報』を発表。稲を守るため水の管理を徹底するよう呼びかけています。
また、農作業中の熱中症対策も重要です。
