熊本県で起きた最大震度7の地震から2日。八代市田中北町では30日、倒壊した住宅の下敷きになっている人が救助されましたが、詳しい容体は分かっていません。
    
(FNN取材団:古賀颯祐記者)
「住人が生き埋めになっていたとみられる住宅です。1階部分は完全につぶれてしまっていて、さらなる倒壊を防ぐためでしょうか。2階部分はクレーンでつるされているような状況です」
      
熊本県の災害対策本部によりますと、30日午後3時時点で、一連の地震による犠牲者は市町村からの報告分も含め、34人に上っています。
   
宇城市松橋町では発生直後に住宅の下敷きになり、亡くなりました。
   
(FNN取材団:榎並大二郎)
「亡くなった杉浦さんがお住まいの自宅です。親御さんが住まれていた所から増築して、当時は1階部分の部屋で休まれていたということです」
   
亡くなった杉浦臣夫さんの弟・成生さんが胸の内を明かしました。
   
「向こうの建物だけが、天井が斜めになっていた。落ちたところに頭があった」
 
「普通の兄貴。きょう通夜があって、明日が葬儀。この家に連れてくるわけにも行かないので、葬儀業者が受け入れてくれて良かった」
 
(FNN取材団:渡辺一平)
「八代市にある老舗旅館は道をふさぐように倒れているほか、入り口の屋根は完全に崩れ落ちてしまっています」

八代市では、8月で創業117年を迎える日奈久温泉『金波楼(きんぱろう)』も被災しました。

正面玄関は10年前の地震では倒れなかったそうですが、今回の地震には耐えきれず前の道をふさぎました。

(4代目館主松本啓佑さん)
「被害を見た瞬間、言葉にならなくて…今後、どうなるんだろうという不安がある」

(FNN取材団:小山駿)
「民家が崩れ落ちて落ちています、倒壊しています。いまもギシギシという音が聞こえます」
 
震度7を観測した氷川町では、道路を歩くと倒壊した多くの建物が目に飛び込んできます。
 
18年住んだという実家を見に来た女性は「手前がお風呂でここが居間で、みんなで話をしていた」と思い出を語ります。
   
取材中にも揺れが襲います。
  
「まさか10年で来るなんて…言葉にならないってまさにこういうこと」
   
また、停電の影響から外での生活を余儀なくされている家族も。男性は「体を守るのが精一杯」と話します。
 
井戸水で体をすすいだり、ガスコンロで米を炊いているということです。
「家族でこのような状態で寝ています。燃料がもうない。近くのガソリンスタンドが開いていない」
 
地震から3日、不安な日々が続いています。

テレビ熊本
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