福岡県議会の正・副議長ポストを巡る“金銭授受疑惑”で、渦中の蔵内勇夫議長が、全国の都道府県議長が集まる総会に出席し、連日、マスコミで大きく報道されていることについて、陳謝した。

全国議長会で蔵内議長が陳謝

2026年7月22日、東京で開催された全国都道府県議会議長会の定例総会。

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会場に集まる各県の知事に取材班が、全国知事会の会長でもある福岡県議会の蔵内議長を巡る“金銭授受疑惑”についてコメントを求めたところ…「ちょっとよく分からないので、すみませんね」(広島県議長)

「ノーコメントでお願いします」(鳥取県議長)などと一様に硬い表情でコメントを避け、足早に会場に向かった。

そうした中、姿を現した渦中の蔵内議長。

福岡県議会 蔵内勇夫議長
福岡県議会 蔵内勇夫議長

総会の冒頭、自ら騒動となっている“金銭授受疑惑”について陳謝した。

「冒頭、一言申し上げます。福岡県議会について、現在、始終報道されております。皆様方には大変ご心配、ご迷惑をお掛けいたしていることを心からお詫びを申し上げます」。

『第三者委員会』設置求めるも…

更に、蔵内議長は、「現在、超党派の議会改革プロジェクトチームにおいて検討を進めているところ」と説明。その上で、金銭授受疑惑については、「議長、副議長選出に際しての金銭のやり取りがあったのではないかという点につきましては、弁護士等の第三者による聞き取り調査を実施することとし、現在、人選を進めているところです。今後、プロジェクトチームの聞き取り調査結果を踏まえ、議会改革に取り組んで参りたいと思っております」と疑惑解明に向けた方針を語った。

今回の問題では、疑惑を告発した吉松源昭県議が、前日、独立性と中立性がより確保される『第三者委員会』での調査を求め、蔵内議長宛てに要望書を提出している。

しかし、蔵内議長は、当初の予定どおり、プロジェクトチームによる調査方針を変えるつもりはなさそうだ。

「地方議会の信頼は地の落ちる」

この後、会議では、予定通りの議事が進み、このまま会議終了かと思われたその時、埼玉県の議長が、今回の疑惑について口を開いた。「このたび福岡県議会における正副議長に関して様々な報道がなされており、全国の地方議会の信頼は地に落ちることも懸念され、大変に遺憾であります。早急に真相を究明いただきたいと思います」と苦言を呈した。

埼玉県議会 荒木裕介議長
埼玉県議会 荒木裕介議長

これに対し、蔵内議長は「ただ今、非常に厳しい意見を賜りました。改めてお詫びを申し上げます」と謝罪の言葉を口にした。

しかし、宮城県の議長からも疑惑解明の徹底を求め、念を押す意見が出された。

宮城県議会 佐々木幸士議長
宮城県議会 佐々木幸士議長

「地域のために全力で汗をかいている県議会議員の活動や、その信頼にも影響を与えている状況がございます。蔵内会長から真相解明、説明責任、そして事態収拾への決意がございましたが、改めてその活動をしっかりとして頂きたいと思います」。

全国の議長からも真相の究明や説明責任を果たすべきとの声が上がる事態に、福岡県議会は、どう向き合うのか。議会側が介入する余地がなく、完全に独立した外部の有識者によって調査が行われる『第三者委員会』の設置を蔵内議長は、今のところ採用する意向はないようだが、果たして、県民や世論は納得するのか。福岡県議会の姿勢が注目されている。

(テレビ西日本)

テレビ西日本
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