きゅうりは栄養がない、は嘘

きゅうりは外側こそ濃い緑色ですが、カロテン含有量が基準に満たないため、緑黄色野菜ではなく淡色野菜に分類されます。栄養価が低いイメージが強く、かつてはギネスブックに「世界一カロリーが低い野菜」として記録されていました。

ですが、濃い緑色の皮には抗酸化力にすぐれたβカロテンが含まれており、体内でビタミンAに変換されて粘膜や皮ふを健やかに保つのに役立ってくれます。

また、体内の余分な塩分(ナトリウム)の排出を助けるカリウムが豊富で、利尿作用も期待できるため、夏のむくみ対策にもおすすめです。しかも、95%以上が水分で、体を冷やす効果があるとされていますので、暑い夏にこそ積極的に食べたい野菜なのです。

きゅうりとみょうがと棒ずし

最後に、きゅうりを主役にした野菜ずしのレシピをご紹介します。

【きゅうりとみょうがと棒ずし】

きゅうりの緑色と、みょうがの赤色が、華やかで美しい棒ずし。きゅうりにみょうがの色が移らないように、甘酢を半分に分けて別々に漬けます。酢飯にみょうがの甘酢を使えば、愛らしいピンク色に仕上がります。

きゅうりの緑とみょうがの赤が涼しげな野菜の棒ずし
きゅうりの緑とみょうがの赤が涼しげな野菜の棒ずし

■材料(2本分)
きゅうり1/2本
みょうが4個
酢100mL
砂糖大さじ3
塩小さじ1/2
酢飯(米1合分)
白ごま小さじ2

■作り方
(1)きゅうりはピーラーで縦に薄くスライスし、塩少々(分量外)を振って5分ほどおいてから、分量の酢と砂糖と塩を合わせた甘酢の半量を取り分けて、1時間ほど漬けておきます。

(2)みょうがは根元を切り、赤紫色が濃い部分だけを破れないように一枚ずつはがし、熱湯に10秒くぐらせ、残りの甘酢に3時間ほど漬けておきます。残りのみょうがも縦半分に切って一緒に甘酢漬けにしてもOKです。

(3)酢飯に白ごまを混ぜ、半分を巻きすの上に置いたラップに広げ、巻いて棒状に形を整え、ラップを開いて(1)のみょうがと(2)のきゅうりをのせ、再び巻きすで巻いて棒状に形を整えます。2本目も同様に作り、表面の具材がなじむまで、30分ほど冷蔵庫で冷やしてから、包丁で切り分けます。

堀 基子(ほり・もとこ)
野菜ソムリエ上級プロ。1961年生まれ、東京都出身、沖縄県在住。ベジコラボokinawa代表。

堀基子
堀基子

野菜ソムリエ上級プロ。1961年生まれ、東京都出身、沖縄県在住。ベジコラボokinawa代表。
早稲田大学社会科学部卒業後、東京都内の広告制作会社に入社し、企画・制作を担当。のちにフリーランスとして独立し、食と医療分野を得意とするコピーライター、ライターとして活動。1999年、沖縄ならではの文化や自然に魅せられて家族とともに移住。2008年、野菜ソムリエ(初級)資格取得を皮切りに、食についての専門的な知識を学び、様々な資格を取得。2016年、年に一度、全国約6万人の野菜ソムリエが頂点を競い合う全国大会「野菜ソムリエアワード」にて銀賞を受賞。2019年、野菜ソムリエ上級プロ取得。
【資格】
野菜ソムリエ上級プロ(2019年取得)
J Veganist 特任理事(2020年に国内第2号として取得)
感染症対策マイスター(2021年取得)
冷凍生活アドバイザー(2020年取得)
受験フードマイスター(2017年取得)ほか