アロ・グルーミングのときになめてあげるのは、相手の首から上が基本です。
自分では首から上をなめることができないので、別の猫になめてもらうと気持ちが良いのです。
首から上の毛づくろいはアウトソーシングしているともいえるでしょう。
人間がなでるときも首から上を!
人間が猫をなでるときも首から上が最も好まれます。
多頭飼いなどで、たまにヒゲが短くなっている猫を見かけますが実はこれもマウンティングの証拠。
アロ・グルーミングの際、上位の猫が下位の猫の口まわりのヒゲを噛み切ってしまうのです。
これは本来、親猫が子猫にする行動で、大切なセンサーであるヒゲを噛み切ることで子猫を巣から外に出て行かせないようにする行動だそう。
「オマエはオレのもとにいればいいんだからな。いつまでも半人前でいいんだから」みたいな感じでしょうか。
突然噛みつくケースも
ある調査では、ほかの猫に毛づくろいをしていたと思ったら突然噛みついたケースが全体の約35%で見られたそうです。
マウンティングの欲求がアロ・グルーミングでは事足りなかったのか、毛づくろいしているうちになんだか興奮してきちゃったのか。ヒゲを噛み切られたうえに攻撃までされたらトホホですね。
富田 園子(とみた そのこ)
編集&ライター。日本動物科学研究所所属。東京在住。

