福岡市教育委員会が学校給食で導入した“牛乳なしの日”が、思わぬ不評に直面している。
初めての“緑茶給食” 大量の飲み残し
2026年6月から福岡市立の小学校でも始まった“緑茶給食”の日。

主食がご飯でおかずが焼き魚など和食の献立のときは、食べ合わせに配慮して、牛乳の代わりに『緑茶』を提供する取り組みだ。

この日の給食メニュー『サバの塩焼き』に合わせて、紙パックの緑茶が初めて提供された。

取材した笹丘小学校の子どもたちに話を訊くと「日本はお茶がおいしいからこういうのが出て嬉しいし美味しいです」(男子児童)。

「牛乳とお魚は合わないけれど、お茶はすごく合います」(女子児童)と“歓迎する声”が聞かれていた。

しかし、その後の調べで複数の小学校で、特に低学年の児童の飲み残しが大量に発生していたことが明らかになったのだ。

「これまで和食のときにも牛乳しかなかったのが、今回、月1で、こういうチャレンジが始まったということで、よりよい給食が提供されるようになっていけばいいと思っています」(2026年4月)と記者会見で高島宗一郎・市長は述べたが、普段、緑茶を飲み慣れていない子どもたちも多く、大量の廃棄に繋がってしまったという。

福岡市教育委員会では「秋以降、小学校では麦茶やほうじ茶の提供も予定していて、子どもたちの意見も聞きながら、来年度以降の“牛乳なし給食”を検討したい」としている。
市長の“肝いり”で実施 緑茶の提供
給食で牛乳の代わりに提供された緑茶について大量の飲み残しが出たことを巡り、高島市長は6月23日の定例記者会見で「種類や飲み方を教育委員会でしっかり考えてほしい」との考えを示した。
Q・小学校の給食で出されたお茶で大量の廃棄が出たが、今後、方針の修正などは。
▼高島市長「お茶を飲めない子がそんなにいるんだと。子どもたちがお茶の文化に余り馴染みがないという報道を見て、まずそこにびっくりしました。今後、どうしていくかは、例えば、お茶を別のものに変えるのかとか、お茶の飲み方とか種類をどうするのかとか、教育委員会で実際に提供しながら考えていくと思っております」
Q・もともと市長が牛乳ではなくて、お茶を飲む機会を増やして欲しいという思いがあって実施されたと聞いている。
▼高島市長「お茶でもいろんな種類があります。麦茶もあればほうじ茶もあれば緑茶もあるということです。ただ総合教育会議というのは物を決めてしまう場所ではなく、専門ではない市長部局が、自由に意見交換できる場所で意見を述べているということですので、実際に政策として落とし込んでいく際には、教育委員会として、そうした総合教育会議などでの意見交換なども踏まえて、しっかり現場と打ち合わせをしながら検討して頂ければいいかなと思っています」

Q・市教委では今後、ほうじ茶や麦茶への変更も検討しているようだが、麦茶に関しては多くの子どもたちが家庭から持って来ていて『そこにわざわざお金を使うのはいかがか』という市民の意見もある。『これが駄目だったら、またこれにする』というような今の状況をどのように思うか。
▼高島市長「方針を次々に変えているわけではなく、教育委員会として実際に月1回、試行している段階ですので、1回の結果がどうだったということですぐに『どうするこうする』というようなことをここで発言をする方が、寧ろ何かそこでまた影響を与えたり、きょうの発言によってという切り取られ方をされてしまうので、せっかく方針を決めてスタートしたので、今後、どうするかはいろんな声を聞きながら、教育委員会でしっかりと話し合った上で決めていただければいいと思います」
(テレビ西日本)

