もう1つ停電時に困るのは「部屋の明かり」ではないか。

懐中電灯や携帯電話のライトを照らしたり、ろうそくをともすだけでも明かりは確保できるが範囲は限定的になってしまう。もう少し広く光を拡散する方法を紹介する。

“簡易ランタン”の作り方

真っ暗になった部屋に明かりを拡散したい時は水が入ったペットボトルを活用すると良い。

懐中電灯や携帯電話のライトとペットボトルを組み合わせることで、明かりを拡散する“簡易ランタン”が出来上がる。

作り方は簡単!

点灯した懐中電灯の上にペットボトルを置くだけ。

懐中電灯の上にペットボトル(警視庁警備部災害対策課Xより)
懐中電灯の上にペットボトル(警視庁警備部災害対策課Xより)

懐中電灯の明かりだけよりも、水が入ったペットボトルにライトを当てることで光が乱反射して周りをより明るく照らすことができるのだ。

懐中電灯が小さい場合はコップに入れてその上にペットボトルを置くと安定する。

小さい懐中電灯はコップに入れると安定(警視庁警備部災害対策課Xより)
小さい懐中電灯はコップに入れると安定(警視庁警備部災害対策課Xより)

懐中電灯の代わりに、携帯電話のライトを使っても同じ効果が得られる。

水に少量の油を混ぜてよく振って撹拌させると、光が油に反射してより明るさが増すが、停電時は断水していることも多く水はとても貴重。飲み水などに利用できなくなってしまうので、油を混ぜるのは水に余裕がある時に留めよう。

油を混ぜると明るさは増す
油を混ぜると明るさは増す

淡い光のランタンを希望する人は、懐中電灯にポリ袋を被せると良い。避難所の暗闇が苦手な人などにおすすめかもしれない。

淡いライトを希望ならポリ袋を
淡いライトを希望ならポリ袋を

ペットボトルに横からライトを当てるだけでも光は拡散する。

これは停電時だけでなくキャンプなどのアウトドアでも役立つはず。

停電のストレスを少しでも軽減するために、普段から備えてみてはいかがだろうか。

齊藤昌巳
元警察庁広域技能指導官、広域災害危機管理アドバイザー、防災士、日本赤十字救急法指導員、一等無人航空機操縦士

齊藤昌巳
齊藤昌巳

元警察庁広域技能指導官、広域災害危機管理アドバイザー、防災士、日本赤十字救急法指導員、一等無人航空機操縦士