特集は、J2昇格後、快進撃を続けるテゲバジャーロ宮崎の話題です。
注目するのはテゲバジャーロ宮崎の育成組織アカデミーです。
幼稚園の年中からスクールに所属でき、その後は小学生年代のU−12、中学生年代のU−15、高校生年代のU−18とJリーガーをめざす子どもたちが練習しています。
未来のJリーガーを育成する現場に迫りました。
(小学生)
「テゲバジャーロのプロサッカー選手」
(小学生)
「大きくなってテゲバの選手になりたい」
テゲバジャーロ宮崎のアカデミーには、小学生から高校生のあわせて65人が在籍しています。
このうち、今シーズン、小学生が所属するU−12の監督に就任したのが魚里直哉さんです。
魚里さんは、俊足のミッドフィルダーとして、J2やJ3で8年間プレー。
昨シーズン、テゲバジャーロ宮崎を最後に現役を引退しました。
魚里さんをUー12の監督に起用したのは、テゲバジャーロ宮崎の宮本功社長です。
(宮本功社長)
「彼の性格が宮崎の子どもたちからするといいのではないか。彼が宮崎の中でテゲバジャーロ宮崎の価値を上げていくことができるのではないかと思う」
魚里さんもアカデミー育ち。
地元は淡路島で、中学3年生の時にJ1・セレッソ大阪のU−18ユースチームにスカウトされました。
声をかけたのは、当時セレッソ大阪の育成部長だった宮本社長とUー18のチームで指揮をとっていたテゲバジャーロ宮崎の大熊裕司監督でした。
監督として大切にしているのは、チームスポーツでありながらも個別に育成すること。
魚里監督は、選手一人一人に目を配ってアドバイスします。
(保護者)
「体制もしっかりしているし、IDPや個人に向けて成長する場面も多々あるので、そこはいいところだと思う」
テゲバジャーロ宮崎は、アカデミーからトップチームまでIDPといわれる個別育成計画を導入。
成長スピードを上げるため、課題や明確な目標を設け、選手本人と監督の評価をすり合わせながら育成しています。
(宮本功社長)
「小学生からプロになるまで課題は山ほどあるから、いろんな困難が来てもそれを解決していくアプローチを本人ができるように育てていく」
4月29日、魚里監督は初めての公式戦に臨みました。
「絶対勝つぞー!」
前半を0対0で折り返し…
(魚里直哉監督)
「裏な、裏!これで一発だから、いけるいける、走って、切り替えて、チームのために走って、勝てるよ、それをやったら、勝とうよ 最後いこう」
後半開始早々…
魚里監督の作戦が見事に的中し、ゴールが決まります。
後半アディショナルタイムには…追加点を奪います!
初戦は2対0で勝利を飾りました。
(選手)
「いいところにトラップができたので振り抜けば入りました」
(魚里直哉監督)
「ここにいる選手をトップチームで活躍できる選手に育てていくことが一番の夢。小学校の数年ですが、その間で一番選手たちのポテンシャルを出させてあげられるように選手を見てしっかりアドバイスしていけたらなと思います」
Jリーグは26日、選手の育成に関わる補償金の拡充や助成金制度の新設を発表しました。
(宮本功社長)
「アカデミーから選手を育てることの価値は、今の現行の制度よりも、その数年後の方がもっと上がってきます」
アカデミーはファン獲得と経営の面で重要です。
(宮本功社長)
「選手を育てていくっていう過程の中から、テゲバジャーロ宮崎を応援しようという人たちを増やしていくためのとても重要な役割を持った組織。一方で競技者を本当の意味で高いレベルに育てていくことによって、金銭的な経営的な面からも、ものすごく重要な効果を発揮していくんですよ。これから」
日本のサッカー界では、経営的な面からも選手の育成が欠かせないものになってきています。