新たな防災気象情報の運用が28日から始まりました。

「警報」や「注意報」などに5段階のレベルの数字を付けて発表し避難の判断をしやすくします。

新しくなった防災気象情報では「河川氾濫」「大雨」「土砂災害」「高潮」の4つの災害について危険度に応じて5段階のレベルで示します。

「レベル5特別警報」と「レベル3警報」の間に「レベル4危険警報」を新設。名称から避難行動の目安が分かるようになっています。

◆大分地方気象台渡辺剛防災管理官
「名称の中にレベルプラス数字が付きますので、かなり判断がしやすくなる。自分はどの情報が出たときには避難行動を判断しようかなというのを一度、考えておいていただければ」

その新たな防災気象情報についてここからは梅田記者の解説です。

◆TOS梅田雄一郎記者
今回の最大のポイントは「分かりやすさ」です。

まず、こちらが今までの防災気象情報です。例えば市町村が出す洪水の情報については警戒レベル4のところがありません。

さらに洪水予報は「危険情報」、土砂災害は「警戒情報」と名称が異なっているんですね。

そのため出された情報がどのレベルに相当するのかわかりづらいという指摘がありました。

そうした中で新しくなったのがこちら。

災害の種類は「河川氾濫」「大雨」「土砂災害」「高潮」の4つに分けられました。

そして出される名称自体に5段階の警戒レベルも含まれていて取るべき行動が分かりやすくなっています。

そしてレベル4の名称は「危険警報」に統一されました。

自治体はこのレベルに応じた避難情報を発令します。レベル3は「高齢者等避難」、レベル4は「避難指示」、レベル5は「緊急安全確保」とこちらはこれまでと変わりません。

また、大きな変更点が河川の情報です。

一番左の欄、河川氾濫とありますが、適用されるのは大きな河川に限られます。

県内では山国川や筑後川、そして大分川、大野川など7つの川と支流が1つです。こちらでは水位の上昇具合や予測に応じて「河川氾濫」の防災気象情報が発表されます。

こちらの映像は2020年7月。大分川が氾濫した際の映像。この時は氾濫発生情報が発表されました。これが新しい情報では「レベル5氾濫特別警報」が出されることになります。

ほかの河川については「河川氾濫」ではなく「大雨」の情報として発表されます。

防災気象情報は変わりましたが、レベルに応じて取るべき避難行動は変わりません。

レベル5になるとすでに災害が発生している可能性が高く避難すること自体が危ないという段階なので、レベル4までの間に危険な場所から必ず避難してほしいと思います。

さらに災害の危険度を地図上で示す気象庁の「キキクル」もこれまでの洪水と浸水を統合し「大雨」キキクルが新設されました。今回の変更で災害時に取るべき行動は分かりやすく伝えられるようになりました。

しかし実際に避難が必要な場合にどう行動するか、情報を活用し命を守るために事前に確認しておくことが大切です。

テレビ大分
テレビ大分

大分の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。