岩手県内では4月と5月、クマの被害による死者が疑い事例も含めて3人に上っています。
5月26日はクマ対策を話し合う県の会議が開かれ、生活圏に寄せ付けない取り組みに引き続き力を入れることを確認しました。
会議には達増知事や県の各部局長などが出席しました。
県は2025年11月、クマ対策の基本方針を取りまとめ「人の生活圏への出没防止」や「個体群管理の強化」など5項目を柱として掲げています。
26日の会議では、市町村が行うクマのパトロールや追い払いに対し経費を補助すること、各地域で麻酔による捕獲従事者の確保を進めること、人の生活圏とクマの生息域を区分する「ゾーニング管理」の指針を策定することといった、基本方針に基づく新たな取り組みについて確認しました。
また、2025年度にクマの被害を受けた農家に対し電気柵設置などの現地指導をする方針も示されました。
県自然保護課 千田志保特命参事
「日常の生活圏にできるだけクマを寄せつけない取り組みを進めたい。出没した場合の対策ということで、市町村などと連携しながら緊急的な対策が取れるような訓練を進めていきたい」
達増知事は「過去に安全であった場所でも、クマを寄せつけない取り組みと遭遇リスクを回避する行動を取ってほしい」と県民に呼びかけています。