5月7日、長野県松本市里山辺で、山の斜面から長さ約2メートル、幅約1.8メートルの大きな岩が転がり落ち、住宅の車庫などに直撃する被害があった。防犯カメラには車庫が崩れ落ちる瞬間が映っていた。県と市は5月25日夜、住民説明会を開き、今後の対応などを説明した。

長さ2m幅1.8m 巨大な岩が斜面を

松本市里山辺の住宅の脇にある長さ約2メートル、幅約1.8メートルの大きな岩。

5月7日夜、近くの山の斜面から転がり落ちてきたものだ。

転がり落ちる岩 防犯カメラ映像(提供:住民)
転がり落ちる岩 防犯カメラ映像(提供:住民)
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付近の住宅の防犯カメラ映像にも、大きな岩がかなりのスピードで転がっていく様子が映っている。

岩が直撃 車庫の屋根が崩れ落ちる

別の防犯カメラには、岩が直撃し車庫の屋根が崩れ落ちる様子も。

車庫に直撃する岩 防犯カメラ映像(提供:住民)
車庫に直撃する岩 防犯カメラ映像(提供:住民)

県によると、人的被害はなかったが、車庫が壊れ、道路に穴があくなどの被害があったという。

周辺では、車庫に直撃した岩の他にも、長さ・幅約1メートルの岩が2つ転がり落ちていた。

車庫の被害(提供:県)
車庫の被害(提供:県)

当時、雨は降っておらず、原因は分かっていない。

県が緊急対策 土のうや警報システム

 5月25日、現場付近を訪れると―。

(記者リポート)
「岩が落ちてきた場所の近くでは土のうを置く工事が行われています」

県は、新たな落石被害を防ぐため、土のうの設置を進めている。

住宅に近い場所では、長さ約25メートル、高さ3メートル。

県が設置した土のう
県が設置した土のう

さらにその上部にも、長さ約50メートルの土のうを設置する予定だ。

県と市は、25日夜、住民説明会を開き、今後の対応などを説明した。

県松本地域振興局 林務課・百瀬直孝課長:
「住民の方から、今後も落石を受けるのではないかという不安の声もあり、県としても今回、落石が発生した原因を含め調査をする方向、結果は公表していく」

県は緊急対策として、土のうの設置のほかに、付近の岩の動きを検知してメールやサイレンなどで知らせる警報システムを設置する。

県は警報システムも設置予定
県は警報システムも設置予定

その上で、2027年度にかけて岩の固定や、金属製のより強度な柵を設置するなど、落石防止の工事を実施する方針だ。

また、市は、レベル3の土砂災害警報が発表された場合には、対象の地域の23世帯に、レベル4相当の避難指示を発令し、避難所も開設することにしている。

「石は人命に関わる」不安の声

住民は―。

近所の住民:
「(今後)地震に揺られて雨にゆるんだら…石は人命に関わるから(対策を)とっとと、やってほしい」
「ここに何十年住んでいてこういうことは一切なかったからびっくりした。あれだけいろいろやってくれるから、これ以上できるだけ大きな災害が起こらないように」

周辺には他にも岩が2つ転がり落ちていた
周辺には他にも岩が2つ転がり落ちていた

県松本地域振興局 林務課・百瀬直孝課長:
「安全の確保は今後も継続したい。対策工法に早めに着手して完成させる方向で進んでいきたい」

長野放送
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