クマの出没が各地で相次ぐ中、飼っていた猫が襲われるという事態が発生しました。
さらに、住宅街の屋根の上にクマが6時間以上居座り。
恐怖の瞬間を住民が語りました。
クマが現れたのは建物の屋根の上。
近隣住民は突然のクマの出現に「なんでここに来んの?」「あんなにでかい犬や猫はいないでしょ」「いやしっかりクマだ…クマだ」と驚きを隠せません。
クマは屋根の上に6時間半も居座り続けました。
取材班は、この動画が撮影された岩手・久慈市に向かいました。
“居座りグマ”がいたのは、住宅の脇にある解体中の小屋の屋根の上でした。
屋根の上でじっとするクマ。
通報を受け駆け付けた警察が、爆竹を鳴らし追い払おうとしましたが、クマは全く動じなかったといいます。
発見から6時間半、屋根の上に居座り続けたクマは山のほうへ去っていったといいます。
クマの目撃者:
四つんばいで、のそ、のそ、のそって感じで。ゆっくりですね、目が合った気がしました。真っ黒くて、男の人が四つんばいになったよりは大きかった。(私が)うわぁって言ったんですよね、聞こえたかもしれない。もう驚いちゃって。えぇ!?えぇ!?ってドキドキしました。
住民によりますと、クマが下りた衝撃で窓ガラスが割れたということです。
各地で相次ぐクマの出没。
同じ岩手県の大槌町でクマが襲ったのは飼い猫でした。
襲われた猫の飼い主:
ギャーとかまれた猫の鳴き声がして、クマがくわえて食べたみたい。
5月23日、この家で飼っていた猫のタマが、成獣とみられるクマに襲われました。
襲われた猫の飼い主:
(猫が)入口のコンクリートのところにいて、クマが来て襲ったみたい。(Q.クマはどこから?)たぶん川から。
クマに襲われた猫は、家のそばにある川沿いで死んでいるのが見つかりました。
飼い主の自宅の脇には川が流れています。
飼い主によりますと、ここで2日連続クマが目撃されたということです。
猫の飼い主は、再びクマが家に現れ今度は人を襲うのではないかとおびえながら暮らしているといいます。
襲われた猫の飼い主:
人が襲われなくて幸いだが、飼っている猫も家族なので…。驚いている。いくら腹が減っても猫まで食べるのか。(クマが)この杉の木の根元にしばらくいたみたい。また来なければいいが…。
さらに、クマが1週間続けて出没する異常事態となっているのが静岡・裾野市です。
クマが現れたのは自宅の庭。
映像では、何かを食べているのでしょうか、口をパクパクと動かしているのも分かります。
裾野市では26日もクマが目撃され、これで1週間連続となりました。
20日にクマが目撃されたのは日本最大級の動物園「富士サファリパーク」の周辺。
パークのサファリゾーンでは放し飼いのヒグマなどを見ることができます。
その周辺に野生のクマが現れたのです。
「富士サファリパーク」はクマの出没を受けて、サファリゾーンの外周を歩きながら動物を観察できる「ウォーキングサファリ」を当面の間、休止にしました。
一方、秋田・大館市では、道路を飛び出してきたクマが車と激突する瞬間をドライブレコーダーが捉えました。
クマはすぐに立ち上がり、猛ダッシュでその場から立ち去っていきました。
目撃者:
前の車が避けるような動きでブレーキを踏んだのでタヌキかなと。黒い塊が出てきて「あっクマだ」と思った。秋田犬より一回り大きいくらい。
さらに同じ秋田県の能代市では25日、保育園の敷地内で体長約1メートルのクマを園内にいた関係者が目撃。
住民の不安が高まる中、クマよけスプレーが今後、足りなくなるかもしれない事態にもなっています。
クマよけスプレーを販売する山陽商事では、メーカーから入荷するはずのスプレー缶300本が3分の1ほどしか届いていないといいます。
スプレーの溶剤に使われているのはナフサ。
クマの撃退グッズにも中東情勢の影響が直撃していました。
山陽商事 担当者:
当面は大丈夫だと思うが、この状況が続けば7、8月以降とか、影響が出ないとも限らないと思う。